2010年 01月 22日 (金曜日)

【お知らせ】

IELTS を採用する米国の教育機関が 2,500 を突破
-IELTS を受験する米国留学希望者数も増加-

国際的な英語運用能力試験IELTS(アイエルツ)(International English Language Testing System)を運営するブリティッシュ・カウンシルは、2009年12月時点でIELTSを採用する米国の大学、大学院、専門職機関などの高等教育機関のプログラムが2,500を突破したことを発表しました。IELTSは、英国、米国、オーストラリアなどの大学への留学、海外移住、などに必要な英語能力を評価する世界で認められた英語運用能力試験で、120カ国6,000以上の機関で採用されています。

IELTS を採用する米国の高等教育機関は年々増加しており、2003 年の 500 から、2008 年には 2,000 となり、2009年には 2,500 を突破しました。IELTS 採用の教育機関には、アイビーリーグと言われる米国の名門私立大学 8 校(※)も含まれています。米国の大学ランキング発表雑誌「US News & World Report」などが実施する大学ランキングで上位 40 校に選ばれている学校の過半数が採用しています。米国東部名門校のマサチューセッツ工科大学、イェール大学神学部、コンコーディアカレッジなど、IELTS を望ましい語学試験として指定する学校もあります。

米国で IELTS を採用する機関が増えてきたことから、全世界の IELTS 受験者数も増加し、2009 年には 140 万人以上となりました。日本では、2009 年の受験者が前年比 10%増となりました。米国の教育機関を受験する目的でIELTS を受験した人数も全世界で増えており、2009 年の伸び率は前年比で、日本では 10%、韓国では 15%、台湾では 90%、中国でも二桁台の伸びとなりました。

米国の IELTS 責任者ベリル・メイロンは次のように述べています。
「IELTS は米国でのティッピングポイントを超えました。トップ校の多くが IELTS の有効さを認め採用しています。特に一対一のスピーキングテスト、厳格な試験運用時のセキュリティ、包括的な4つの語学スキルの評価等が認められています。今や、アメリカに留学するなら TOEFL、イギリスやオーストラリアに留学するなら IELTS と言われていた時代は終わったと言えます」

ブリティッシュ・カウンシル駐日代表ジェイスン・ジェイムズ は次のように述べています。
「IELTS は実質的な英語能力を測る試験として、日本でも受験者数が増えつつあります。今年は、日本でも財団法人日本英語検定協会との提携で、IELTS の利便性が増し、日本の受験者数も世界の傾向に合わせ、今後も伸びるものと期待しています」

※ハーバード大学(Harvard University)、コロンビア大学(Columbia University)、プリンストン大学(Princeton University)、イェール大学(Yale University)、ブラウン大学(Brown University)、コーネル大学(Cornell University)、ダートマス大学(Dartmouth College)、ペンシルベニア大学(University of Pennsylvania)

IELTSについて
IELTS(アイエルツ)(International English Language Testing System)は、ブリティッシュ・カウンシル、IDP:IELTSオーストラリア、ケンブリッジESOLにより共同運営する英語運用能力試験で、世界で最も受験者数が多い試験です。世界中で信頼性と公平性が認められており、現在、英国、米国、オーストラリア、ニュージーランドなど 120 カ国、約 6,000 の教育機関、国際機関、政府機関が、現実に即した英語のコミュニケーション能力を評価できる信頼性のある指標として、IELTSを採用しています。2009 年の受験者数は 140 万人で、英語能力試験のグローバルリーダーの役割を果たしています。日本では、2009 年 11 月に、ブリティッシュ・カウンシルと財団法人日本英語検定協会はIELTSの共同運営で提携し、日本におけるIELTSの利便性を向上させました。

関連サイト