社会、教育、職業などの場面で相互交流を可能にする英語力は、私たちの生活や社会と世界とのつながりが深まる中、社会参画できる人々を育成する上で重要な要素です。「聞く」「話す」「読む」「書く」の英語4技能をバランスよく育てる教育改革は、一人ひとりの可能性を伸ばし、ひいては国際経済や文化交流の発展に寄与します。
英語教育改革の効果は、4技能評価の導入なくしては検証できません。そのため、日本の学校や大学がスピーキングやライティング試験を導入することは、総合的な英語力の育成を目指す上で大きな推進力になります。同時に、学習者の能力や意欲の向上に必要なのは、学習者を指導する教師への支援や適切な研修です。
実用的な英語力を高める英語教育を充実させていくための、評価の果たす役割、英語4技能を伸ばす授業での指導と求められるスキル、現場での取り組みについて、評価研究者、テスト開発者、教師にそれぞれの立場からご意見をいただきました。