ブリティッシュ・カウンシルは、英語教育の長年培った専門知識と経験を活かし、世界各地の政府や教育機関などと協働で、学習者の実用的な英語力の向上を目指す活動を行っています。1941年より国際的な英語試験の開発、研究に取り組み、各国で言語テストを活用した教育改革についてアドバイスを提供しています。
4技能を総合的に評価する英語運用能力評価試験・IELTS(アイエルツ)の開発と運営では中心的な役割を果たし、IELTSはいまや世界でも最多レベルの受験者数を記録し、留学や海外就業などの際に英語力を証明する試験として広く活用されています。また、国際基準に基づいて受験者の4技能を的確に評価するコンピューターベースの英語力測定ツール・Aptis(アプティス)は、2012年に開発されて以来、世界中の企業や政府・教育機関などで採用されています。
ブリティッシュ・カウンシル英語評価研究グループ部門のBarry O'SullivanとVictoria Clarkが言語テストの信頼性を担保する取り組みについて語る3つのインタビュー動画(英語)をご紹介します。
1. 動画「Our assessment expertise」
ブリティッシュ・カウンシルが担う役割:世界140か国以上、11,000以上の機関で採用されているIELTSや、近年ますます注目度が高まるAptisは、どのような環境で生まれたのでしょうか。これまでブリティッシュ・カウンシルが言語テストの分野で担ってきた役割と研究グループについて、部門の責任者を務めるBarry O'Sullivanが説明します。(本ページ冒頭の動画)
2. 動画「Ensuring the quality of the Aptis test」
Aptisの信頼性を担保する厳格な検証:言語試験では、設計から結果の分析にいたる各段階で、さまざまな角度で厳格な検証を行います。Aptisはどのような方法で信頼性を担保しているのでしょうか。仕様の設定やガイドラインの活用、透明性の確保、試験内容の見直しまで、Aptisの信頼性と有効性を支える具体的な検証・改善方法について解説します。(本ページの下、1番目の動画)
3. 動画「How we ensure the accuracy of the Aptis scores」
Aptisの採点における妥当性:質の高い試験が設計されていたとしても、採点が正確に行われなければ、言語力を適切に評価することはできません。採点の質は、言語テストの効果を大きく左右します。Aptisが採用している方法についてスピーキングやライティングの採点、自動採点と人による採点の両方を導入している理由、試験者の厳格な管理、起こり得る課題とその対策、スコアの正確性を担保するための厳密な取り組みについて語ります。(本ページの下、2番目の動画)