英語を学ぶ、教える、評価する。この3つはブリティッシュ・カウンシルの英語教育活動の核となるものです。
英語は世界の共通言語であり、多様な文化への扉を開きます。また、仕事や勉強、個人の価値観においても新たな視点をもたらします。英語は世界中の人々とのコミュニケーションを可能にし、つながりと相互理解を深めるために役立つでしょう。私たちは、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4つの技能すべてが、英語コミュニケーション力の中でどれも必要で、大切であると考えます。
英国は、言語としての英語とその学習・指導方法を何百年にもわたり発展させてきました。ブリティッシュ・カウンシルは、その専門知識と経験を活かし、世界の英語教育の質の向上、また、日本の英語教育改革を支援するために活動しています。
私たちは日本でも長年にわたり、何万人もの様々な年代の英語学習者を指導し、学校の英語教師を支援してきました。なによりも重視してきたのは、学習者の実用的な英語力と自信の向上です。そして、英語教育が一層充実するためには、学習、指導、評価を一体として扱うことは必須だと考えます。これは、文部科学省の新学習指導要領と合致するものと理解しています。
学ぶ:
様々な状況や場面で、英語を適切かつ効果的に使えるようになることが求められます。新たな情報や相手の考えを理解し、自分の気持ちや意見を共有する英語コミュニケーション力を育てるには、「聞く」「話す」「読む」「書く」のどの技能も伸ばしていく必要があります。また、「伝わった」と感じる成功体験は自信を高め、学習を続ける原動力ともなります。語いや文法の知識は、的確に自分の考えを表現し、自信をもって意思を伝えあう上で不可欠です。
教える:
指導のあり方も変化しています。生徒の学ぶ意欲を高め、英語で「できること」を増やす授業がますます求められています。私たちは教師のニーズを把握するとともに、世界各地の好事例を積極的に活用し、学習指導要領に沿った授業改善が全国で進むよう支援しています。特に、実績のある指導スキルをより多くの教師に提供する教員研修に力を入れています。スピーキングの「やり取り」指導は要望が多く、受講後の様々な成果が報告されています。
* 教育支援について
評価する:
英語4技能の評価は、英語教育において重要な役割を担っています。英語教育改革における効果測定は、4技能評価の導入なくしては検証できないと考えます。IELTSに代表されるように、英語運用能力の評価試験には、育成したい力が十分に反映されたものであるべきです。そのため、日本の学校や大学がスピーキングやリスニング試験を導入することは、真の英語コミュニケーション力育成を目指す英語教育改革において大きな推進力になると考えています。さらに、4技能すべてを伸ばし、英語力を本質的に向上する上での学習者のモチベーションになります。日本の高校の学習指導要領に基づいて東京外語大学と協働で設計した新しいスピ―キング試験は、大学入試で導入され成功を収めています。
* 各種試験について
英語教育に関するどのようなニーズにも、また皆様の拠点が日本のどこにあろうとも、私たちは学習、指導、評価におけるエキスパートとして知見と専門性を提供していきます。