2011年 12月 20日 (火曜日)

 

未来の英語教員のグローバルな視野を育む英国派遣事業
―日本語指導助手英国派遣プログラム2012年度募集―

英国の公的な国際文化交流機関であるブリティッシュ・カウンシル(所在地:東京都新宿区、駐日代表: ジェフ・ストリーター)は、英語教員を目指す若者を英国に派遣する「日本語指導助手英国派遣プログラム」への2012年度の参加者を募集します。応募受付は2011年4月1日から4月10日で、派遣期間は2012年10月から2013年5月末(一部6月末)までとなります。参加者は英国の教育機関で日本語指導の助手として勤務します。

小学校での外国語活動の必修化や、中学・高等学校における新学習指導要領で英語教育の充実が図られており、日本では学校での英語教育への関心が高まっています。2013年から施行される高等学校学習指導要領では、「授業は英語で行うことを基本とする」と記載されるなど、英語教員にはこれまで以上に高い英語能力が求められることになります。国際化が進む中、今後は更にグローバルな視野を持った英語教員の需要が高まることが予測されます。

本プログラムでは、英語教員を目指す若者を英国の教育機関に1年間派遣します。日本語指導の助手として勤務しながら、英語力を伸ばし、グローバルな視野を育んでもらうことを目的としています。英国の子どもたちに国際体験を提供することに加え、派遣される若者が帰国後その経験を日本の子どもたちに還元することも目指しています。

ブリティッシュ・カウンシルでは、毎年、約2,500人の諸外国から英国への外国語指導助手派遣、および、約2,500人の英国から諸外国への英語指導助手派遣という双方向の派遣事業を運営しています。英国に派遣される助手は、日本語のほか、アラビア語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、アイルランド語、中国語の学習を補助しています。英国の中等学校(日本の中学・高校に相当)のカリキュラムにある言語を母国語とする18ヵ国で実施されており、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの各教育担当省から資金を得ています。

同事業は英国では100年以上の歴史があり、英国が初めて語学指導助手を独仏と交換したのは1905年です。現在は、ブリティッシュ・カウンシルが、選考から派遣までのプログラムの運営を担っています。日本では、2005年度より派遣を開始し、今年で8年目を迎えます

<プログラム概要>

  • 派遣期間: 2012年10月~2013年5月末(派遣先の学校の事情によっては2013年6月末まで)
  • 派遣先: 英国の初等教育、中等教育、中等教育の上級課程、専門学校など
  • 給与支給: 最長で10ヶ月間、最短で8ヶ月間、給与を支給。
  • 応募資格: 将来英語教員を目指している、指導経験を有する、ほか (※詳細は添付参考資料を参照下さい。)
  • 出願期間: 2012年4月1日~4月10日(4月10日必着)
  • 出願方法: 応募用紙、英文推薦状(それぞれ本紙1通、コピー3通)をブリティッシュ・カウンシル宛に郵送
  • 応募用紙: ブリティッシュ・カウンシル英語教育支援ウェブページよりダウンロード
  • 選考過程: ブリティッシュ・カウンシルによる第1次選考(書類審査)、第2次選考(面接)、受け入れ機関による

最終選考を経て、6月以降順次通知。

参考資料 

ブリティッシュ・カウンシル日本語指導助手英国派遣プログラム 2012年度募集要項

  • 募集人数: 若干名
  • 派遣期間: 2012年10月 - 2013年5月末 (派遣先学校の事情によっては6月末)
  • 支給される給与: 受け入れ先の学校が、毎年定められるレートに従い、最長で10ヶ月間、最短で8ヶ月間、給与を支給。(2011/12年度実績)週12時間指導にあたった場合の支給額として、月額£879。ロンドン勤務の場合、他の地域と比べて居住費・交通費が割高であることを配慮して追加生活費手当支給あり。
  • その他費用: National Insurance、Council Taxが徴収される。なお、居住費、渡英に関わる渡航費、保険、諸手続き費用(査証、健康診断など)、その他プログラム参加に必要な交通費(第二次選考、オリエンテーション、インダクション)は日本語指導助手が負担。
  • 派遣先: イングランドにあるPrimary schools(初等教育:5-11歳)、Secondary schools(中等教育: 11 - 16歳)、6th form(中等教育の上級課程: 16 - 18歳)や further education colleges(専門学校)

主な職務内容: 

1. 日本語指導助手として以下のことを授業に導入する。

  • 生徒が日本語のネイティブ・スピーカーと交流する機会
  • 日本語で交流することに関して生徒の自信を高める機会
  • 現代の日本に関する信頼できる情報源と教材
  • 派遣先教育機関の日本語担当教員にとっての効果的なティーム・ティーチング
  • 授業に有用の様々なアイディア、ゲーム、音楽その他の活動

2. 中間活動報告レポートの提出
3. 最終活動報告レポート提出
4. 帰国後のフィードバック・セッション、オリエンテーション(2013年7月予定)への参加

応募資格:

  • 将来英語教員を目指している者
  • 教員免許を取得予定の者、もしくは取得した者
  • 公式あるいは非公式な指導経験のどちらかを有する者
  • 子どもや若者を対象にしたボランティア経験のある者
  • 日本国籍である者
  • 日本の初等・中等教育を修了した者
  • 業務に必要な英語力。(IELTS 6.0以上を目安とする)
  • 若手の教員育成を目的とするため、出願の時点で21歳 - 26歳の者
  • 心身ともに健康である者
  • 上記の職務内容を全うできる者

出願方法:
出願期間内(2012年4月1日 - 10日)に以下の書類を揃えて、ブリティッシュ・カウンシルまで提出のこと。

出願書類

  • 日本語と英語の応募用紙をそれぞれ本紙1通とコピー3通
  • 応募用紙はウェブページよりダウンロード
  • 大学の指導教官あるいは最近の勤務先からの英文推薦状の本紙1通とコピー3通

出願先
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂1-2 ブリティッシュ・カウンシル 「日本語指導助手英国派遣プログラム」担当宛

出願期間: 2012年4月1日(日)~4月10日(火)

選考:
第1次選考(書類審査)通過者のみメールにて4月16日以降面接日時を通知。なお、第1次選考通過者は以下の書類を5月11日(金)までに提出していただきます。

  • 健康かつ海外の学校業務を行うことが可能とする医師の診断書の本紙1通とコピー3通 (日本語でも可。内容は通常の健康診断と同様で可。)
  • 犯罪歴がないことを示す警察署作成の証明書の本紙1通。英国の学校に勤務する場合、必須。(居住地の警察署によっては、派遣決定前には証明書を発行していない場合がある。その場合は、代わりにこちらの書類に記入し指導教官のサインをもらい提出すること。)  
  • パスポートのコピー

第2次選考(面接)は2012年4月24日・25日(予定)にかけて実施され、第2次選考の結果通知は5月中旬を予定。面接にかかわる交通費は応募者が負担。

最終選考。採用の可否は派遣先となる英国の教育機関によって決定され、採用結果は6月以降順次通知される。

問合せ先:
ブリティッシュ・カウンシル 「日本語指導助手英国派遣プログラム」担当 
e-mail: alt@britishcouncil.or.jp
※ 電話による個別のお問い合わせには一切お応えできません。また「よくある質問」を必ずご覧ください。

 選考‐派遣までのスケジュール

2011年4月10日(火) 応募者より、ブリティッシュ・カウンシルに出願書類を提出。必着。 

4月16日(月)第1次選考(書類審査)(通過者のみ16日以降メールにて通知。) 

4月24日・25日 第2次選考(面接)(ブリティッシュ・カウンシルにて実施予定)
※ 第2次選考に関わる交通費は、自己負担となります。 

5月中旬 第2次選考結果通知
ブリティッシュ・カウンシル日本が、面接選考通過者の応募用紙・面接レポートをブリティッシュ・カウンシル英国本部に送付、英国での派遣先調整の参考とする。
採用の可否は派遣先となる英国の教育機関が決定する。 

7月 - 9月 最終採用結果通知 
派遣先となる英国の教育機関が、滞英期間中日本語指導助手に対して責任を負う。
相談員(英国人教員)を任命。
相談員と助手は直接メールや電話で連絡をとり、渡英日や授業に必要な資料、居住施設についての取決めなどについて予め話し合う。 

7月(予定) ブリティッシュ・カウンシル日本が、日本語指導助手に対し渡英前ブリーフィングを実施。
※ 渡英前ブリーフィング出席に関わる交通費は、自己負担となります。 

9月中旬 - 10月初旬 助手、英国に到着
ブリティッシュ・カウンシル英国本部によるインダクション。 

常時 ブリティッシュ・カウンシルロンドンによる支援
学校内で解決できない事項に対し、解決を試みる。 

2013年1月末 中間活動レポート提出 

5月末 - 6月末 助手、日本へ帰国 (帰国のタイミングは受け入れ先機関の必要に応じて異なる)
最終活動報告書提出 

7月(予定) 帰国後のフィードバック・セッション実施・2013年度渡英前ブリーフィングでの発表 

※ 上記全てのプログラムに参加することが採用の必須条件になります。

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