By 留学経験者コーナー

2021年 09月 13日 00:33

皆さん、留学する際に困ったことや不安だったことはありませんか?その一つとしてよく挙げられるのがビザの取得です。英国に留学する際にはビザを取得する必要がありますが、そのプロセスや準備が複雑で、不安に思っている方もたくさんいるかもしれません。そこで今回は私の友人がビザ取得で苦労した経験とその解決方法をご紹介したいと思います。

ビザ取得のストーリー

私の友人は海外の高校卒業後、日本に帰国し、英国の大学でエンジニアコースを専攻するための留学準備を行っていました。英語も堪能で当初はビザの申請も自身で行おうと考えていたそうです。

しかし、九月初めにビザ取得前に必要な手続きが未完了あることが発覚しました。友人が通う予定の大学でエンジニアコースを専攻するには、申請から完了まで一ヶ月程度かかるCAS (Confirmation of Acceptance of Studies) への登録が必須ですが、それを見落としていたことが判明したのです。友人は急いで手続きを申し込みましたが、その時点ですでに出国予定日の三週間前だったため、やむなくフライトをキャンセルし出国予定を遅くしたそうです。

そして一ヶ月程度でその手続きは完了しビザを申請できるようになったのですが、すでに出国予定日を過ぎていることに加え、書類の不備があった場合に出国日がさらに遅れてしまうことを考慮してビザの申請はエージェントに依頼したそうです。その際、エージェントから紹介された申請を早められるシステム(Priority Service-get a faster decision )を活用し三週間程度でビザを取得して、友人は無事に英国の大学に向けて出国しました。

実は。。。

今回はエージェントや早められるシステムを使い、無事大学に入学することはできましたが、それでもかなり緊迫した状況だったそうです。その友人の大学では九月中に大学の事務所で入学手続きをしなければ自動的に入学が取り消されてしまうため、九月の終わりに出国した友人はかなり危ない状況だったことが伺えます。ただ、友人によると後日ほかの国から来た留学生でも同じような状況だった人も多いことが判明しく、ビザ取得が難しいのは世界共通なのかもしれません。

また今回の友人のように英語が堪能で、コミュニケーションに自身がある人でもビザ取得には苦心したわけで、ビザについては英国ビザ・イミグレーション(UKVI)のWebサイト で最新の情報をこまめに確認するのに加えて、入学に必要な手続きや書類を第三者の人と確認したり、エージェントを活用したりするのも良いかもしれません。また、ビザの申請は必ず出国予定日の三週間より前に、もしくは余裕をもってそれよりも早くに申請するのが安心ですね。

以上が、私の友人がビザ取得で苦労した経験談です。これから英国の大学に行く予定の方、ビザを取得しようとしている方のお役に立てば幸いです。

※ビザの取得年は2019年になります。