数字や数え方は日常生活で使えるスキルであるため、子どもたちも喜んで学習します。しかし、小学校低学年の子どもに適当な数字を英語で言うように指示すると、その数字まで1から順番に指を使って数えることがよくあります。または、知っている数字をすべて挙げていくのに、18や37のように英語で言うのが難しい数字は飛ばしてしまうこともあります。
英語で数える方法を知っていると、実生活で役立ちます。お金を数えたり、距離を測ったりできるのも便利です。このような英語のスキルを実生活に生かすことで、英語をもっと学びたいという子どもの意欲を保つことができます。
対面式の英語クラスの方がお子様のモチベーションが上がるとお考えなら、ブリティッシュ・カウンシルの子ども向け英語クラスをご検討ください。
さまざまな数字を英語で説明する
お子様に数字を英語で教えるときは、同じ数字でも用途によって表現が異なることを覚えておきましょう。
たとえば、日付は多くの場合、序数で表現されます。たとえば、「The party will be on the 12th of January(パーティーは1月12日に開催されます)」と言います。また、順位について話す場合にも序数を使用します。たとえば、「First place in the Football Premier League(フットボール・プレミアリーグで第1位)」と言います。
これを身近な文脈を使って説明する場合は、マンションの階数を使ってみましょう。
例:
Ordinal number: We live on the third floor of this apartment building.
Ordinal number: "Liverpool are third in the football league.
Ordinal number: Ji came first in the race.
また、英語で距離や量を測る場合は、分数や小数を使って数値を表すことができます。
例:
Fractions: ‘We ate ½ of the cake’
Decimals:‘ The milk bottle holds 1.5 litres, so we need to buy another one to have enough milk for the week."
Decimals: "The park is 2.5 kilometres away, so it will take us about 30 minutes to walk there."
Cardinal numbers in English | Ordinal numbers in English |
1 One | 1st First |
2 Two | 2nd Second |
3 Three | 3rd Third |
4 Four | 4th Fourth |
5 Five | 5th Fifth |
6 Six | 6th Sixth |
7 Seven | 7th Seventh |
8 Eight | 8th Eighth |
9 Nine | 9th Ninth |
10 Ten | 10th Tenth |
11 Eleven | 11th Eleventh |
12 Twelve | 12th Twelfth |
13 Thirteen | 13th Thirteenth |
14 Fourteen | 14th Fourteenth |
15 Fifteen | 15th Fifteenth |
16 Sixteen | 16th Sixteenth |
17 Seventeen | 17th Seventeenth |
18 Eighteen | 18th Eighteenth |
19 Nineteen | 19th Nineteenth |
20 Twenty | 20 Twentieth |
21 Twenty-one | 21st Twenty-first |
30 Thirty | 30th Thirtieth |
40 Forty | 40th Fortieth |
50 Fifty | 50th Fiftieth |
60 Sixty | 60th Sixtieth |
70 Seventy | 70th Seventieth |
80 Eighty | 80th Eightieth |
90 Ninety | 90th Ninetieth |
100 One hundred | 100th One hundredth |
1,000 One thousand | 1,000 One thousandth |
Fractions in English | Decimals in English |
¼ or Quarter | 2.5 or Two point five |
½ or Half | 0.1 or Zero point one |
¾ or Three quarters | 1.005 or One point zero, zero, five |
測定してみましょう
英語の授業をしていて気づいたのは、子どもたちがメジャーで物を測るのが大好きということです。そこで、メジャーを使って学校で習った数字を復習しましょう。ただし、順番通りではなく、ランダムに練習するのがポイントです。
アクティビティで英語の数字を使う前に、自分も復習しておくとよいでしょう。 ブリティッシュ・カウンシルが提供するLearnEnglishの子ども向けウェブページで、無料のアクティビティを使って練習できます。
必要なもの:子どもたちが指を怪我せずに使えるメジャー。自動的に巻き戻る金属製のメジャーは避けましょう。柔らかい布製か紙製のメジャーの使用をお勧めします。
ブリティッシュ・カウンシルの英語クラスではよく、子どもの身長測定から始めます。子どもたちは大抵、すでに自分の身長を知っているため、自信をもって英語で言うことができます。センチメートルで数える自信がない場合は、メートルとセンチメートルで測ってもかまいません。小学校高学年の学習者には、身長をセンチメートル単位で答えてもらいましょう。
子どもたちに数字を覚えてもらえるよう、表に自分の身長を記録してもらいます。次に、頭、腕、手、鼻などのサイズを測ってもらいます。子どもたちは、自分の表に数字をすべて書き込んでいきます。子どもたちはメジャーを使うのが好きなので、同様に家族全員を測ってもらうのもよいでしょう。測定時には必ず、子どもたちに数字を口に出してもらいます。
しかし、英語には紛らわしい「-teen」という数字があります。thirteen(13)から nineteen(19)までの単語や数字を英語で発音するのは実に大変です。ほかの人が英語で話しているときに、「-teen」で終わる数字と「-ty」で終わる数字の違いを聞き取るのも難しいかもしれません。たとえば、thirteen (13) と thirty (30) は混同しやすいものです。どうすればお子様に理解してもらえるでしょうか?
「-teen」の数字である13 to 19には、長いvowel /i:/ 14 or fourteen'が含まれていることを強調しましょう。たとえば、'cheese'と同じです。他の「-ty」が付いた数字である20 or twenty, 30 or thirty, 40, 50, 60, 70, 80, 90にはshort vowel /i/が付いているので、発音するときに口を横に引いて歯を見せる必要はありません。
LearnEnglishのこのリスニングアクティビティで「teen」を試すと、リスニング時にこのような数字を正しく聞き取る方法がわかります。
英語でお金を数える方法
年少の子どもたちはお買い物ごっこが大好きです。自宅のキッチンにお店を作ってみてはいかがでしょうか。お子様にお店の品物の値段を紙に書いてもらい、おもちゃのお金を用意します。
お買い物ごっこは、非常に現実的な文脈で数字を練習できる素晴らしい方法です。「How much is…?(...はいくらですか?)」「I want to buy…(...を買いたいです)」などの英語のフレーズを練習できます。お買い物ごっこを通じて英語で数える練習をしたり、算数の問題を解いたりすることもできます。たとえば、自分が使った金額、渡すべき小銭、残りの所持金を計算するとよいでしょう。無料のLearn Englishキッズウェブサイトの歌や数を数えるゲームをお子様に見せると、英語で数を数えたくなるはずです。
高学年の小学生の場合は、一緒に貯金箱の中身を確かめて、貯まった金額を数えるのもよいでしょう。お菓子や飲み物、マンガなどに使った金額を1週間の予算として記録してもらうこともできます。
地理に関する世界記録クイズ
子どもたちは世界記録に興味があります。桁数の多い数字を練習できるよう、地理に関する世界記録クイズを試してみてください。その国で一番長い通りを探すように指示し、その長さを英語で答えてもらいます。最も高い山や広い川を見つけるのもよいでしょう。世界で最も背の高い男性、最年長の女性、最も人口の多い都市など、測定可能な世界記録は数えきれないほど存在します。
子どもたちが知りたがる興味深い世界記録をお探しなら、このウェブサイトをご覧ください。子どもたちが驚くような大きな数を紹介する動画を観ることができます。
ご家族の世界記録を作ることもできます。お子様に、ご家族がこれまでに体験した最長の旅をキロメートル単位で答えてもらいましょう。ほかにも、泳いだことのある最多ラップ数を挙げたり、庭のカタツムリを数えたり、お子様が興味を示すものを何でも数えたり測定したりしてもらいます。
さあ、今すぐ数え始めましょう!