By British Council Japan

2024年 12月 05日 19:24

遊びながら英語を学ぶ子どもたち

ゲームで遊ぶことは、子どもたちの英語学習に役立ちます。ゲームは、小学生や若い学習者にとって魅力的でやる気を起こさせるものであり、遊びながらだと英語の語彙や文法をスムーズに覚えられます。

また、ゲームはお子様の英語に対する自信と社会性を育むための楽しい方法です。

ご家庭でも外出先でも、お子様とこれらのゲームを試し、英語を学びましょう。その過程で、お子様の英語力の向上を目の当たりにできる上、忘れられない思い出づくりもできます。

これらの子ども向けの英語クラスでは楽しいアクティビティを取り入れ、お子様が楽しく英語を学べるよう支援しています。LINK TO LOCAL PAGE 

 目次

Game(ゲーム)

Language(言語)

What you need(必要なもの)

What’s the time, Mr Wolf?

(オオカミさん、今何時?)

What’s the time, (Mr Wolf)?

(〔オオカミさん、〕今何時?)

It’s ... o’clock

(...時です)

It’s breakfast time!

(朝食の時間です!)

It’s lunch time!

(昼食の時間です!)

It’s dinner time!

(夕食の時間です!)

I’m going to eat you up!(あなたを食べちゃうぞ!)

Group of children, large space(子どものグループ、広いスペース)

The washing line race

(洗濯物干し競争)

Clothes vocabulary

(衣服に関する語彙)

Hang up the …

(...を干す)

Get the pegs

(洗濯バサミを手に入れる)

Run!(走れ!)

Quickly!(急いで!)

Bag of (baby) clothes, clothes pegs, string or rope

〔ベビー〕服を詰めた袋、洗濯バサミ、ひもまたはロープ)

Pairs(ペア)

It’s my turn
(私の番です)

It’s your turn
(あなたの番です)

I’m the winner
(私が勝ちました)

I can’t remember

(思い出せません)

Turn the cards over

(カードを裏返す)

Vocabulary for ‘sets’ of cards, e.g. animals, house objects

(動物、家の中にあるものなど、用意したカードのセットについての語彙)

Set of picture cards
(絵付きカードのセット)

Vocabulary board game (ボキャブラリー・ボードゲーム) 

As above
(上記の通り)

Move back two places
(2つ戻る)

Miss a turn
(順番を逃す)

Go back to the start
(始めに戻る)

Go forward two spaces
(2つ進む)

It’s my turn(私の番です)

Can I have the dice, please?
(サイコロを渡してください。)

Sets of printable flashcards(印刷できるフラッシュカードのセット)

Scrabble(スクラブル)

Vocabulary(語彙)

スクラブルボード、アルファベットのコマ、タイマー

Bull’s eye(ブルズ・アイ)

Vocabulary from flashcards(フラッシュカードにある語彙)

Throw the ball(ボールを投げる)

Aim(狙う)

Almost!(惜しい!)

Well done!(よくできました!)

Bull’s eye(ブルズ・アイ)

Flashcards(フラッシュカード)

Drawing game
(お絵描きゲーム)

It’s my turn
(私の番です)

I’m the drawer
(私が描きます)

Vocabulary(語彙)

Can I have the pencil, please?
(鉛筆を渡してください。)

Flashcards, paper, pencils, timer(フラッシュカード、紙、鉛筆、タイマー)

Hangman(ハングマン)

ひとまとまりの語彙:home, animals, places, body(家、動物、場所、体)

Short phrases(短いフレーズ)

Pen, paper or mini-whiteboard and marker
(ペン、紙または小型のホワイトボード、マーカー)

 詳細は以下をお読みください。

英語学習に役立つ、子どもと一緒に遊べる定番ゲーム

これらのゲームは簡単にプレイでき、走り回ったり遊んだりできるので、小さな子どもが喜びます。その過程で、子どもたちは英語の語彙や文法を上達させ、コミュニケーション能力を高めていきます。

What’s the time, Mr Wolf?(オオカミさん、今何時?)

目標:

子どもたちにとって英語の時刻表現を覚えるのは難しいかもしれませんが、このゲームを使うと英語の数字が簡単に記憶できます。それでは、「What’s the time, Mr Wolf?(オオカミさん、今何時?)」をやってみましょう。

遊び方:

  • オオカミさんを1人選びます。オオカミさんは他のプレーヤーとは反対側に立ち、背を向けます。

  • 他のプレイヤーが「What’s the time, Mr Wolf?(オオカミさん、今何時ですか?)」叫びます。オオカミさんは「午前7時です」「午後8時です」のように分単位なしの時刻を答えます。

  • 時刻に応じて、プレイヤーはオオカミさんに向かってその数字の歩数進まなければいけません。午前7時であれば、7歩前進します。午後8時なら、8歩前進します。 

  • オオカミさんは、好きなときに「It’s breakfast/lunch/dinner time!(朝食/昼食/夕食の時間です!)」と答えることもできます。そして、オオカミさんは振り向いて他のプレイヤーを追いかけます。

  • オオカミがプレイヤーを捕まえると、そのプレイヤーがMr Wolf(オオカミさん)になり、再びゲームが始まります。 

役に立つアイデア:

Mr Wolf「It’s bath time(お風呂の時間です)」「It’s time to sleep(寝る時間です)」「It’s play time(遊びの時間です)」など、他の時間を取り入れて、オリジナルのバージョンを作るのもよいでしょう。

こちらから他の英語で時刻表現を学べるオンラインゲームがご覧になれます。

Hangman(ハングマン)

定番ゲームであるのには理由があります。ハングマン(Hangman)はペンと紙しか必要としません。英語のアルファベットとスペリングの練習に最適です。 

まずは単語を選びます。使用頻度の低いアルファベット(zやxなど)を含まない、短くて簡単な単語から始めましょう。

単語の各アルファベットが入る下線を書きます。次に、プレイヤーは1つずつ使われていそうなアルファベットを挙げます。単語にその文字が含まれていた場合、単語のその文字の下線のところに記入します。そのアルファベットが含まれていない場合は、吊るされた人の絵に1パーツずつ描き加えます。何度も間違えて吊るされた人の絵が完成すると、そのプレイヤーは負けになります。

役立つヒントとしては、ゲームを始める前に、難易度の高い母音と子音を復習しておくことです。そうすれば、プレイヤーは「I」と「E」、「J」と「G」を自信を持って言い分けられるようになります。お子様がアルファベットや単語の発音を覚えられるよう、LearnEnglish Kidsで短いお話を見ておきましょう。

W_ _ _ ’_   t_ _  t_ _ _? (この短いフレーズを当てられますか?)

The Drawing game(お絵描きゲーム)

このゲームはお絵描きが好きな子どもに最適です。ジェスチャーゲームにヒントを得ており、各プレイヤーが順番に英単語を選ぶか、頭に思い浮かべて、定められた時間内にその絵を描いていきます。文字を書いてはいけません。単語の手がかりとなる絵だけを描きます。プレイヤーが絵を描き、他のプレイヤーはその絵が何かをどんどん言っていきます。

このゲームでは通常たくさんの笑いが起こります。誰が絵が上手なのかもすぐにわかります。小学生の場合は、食べ物、おもちゃ、乗り物といった基本的なテーマから始めましょう。子どもたちが慣れてきたら、抽象的な概念に進みましょう。クリエイティブな思考を促し、英語の語彙を広げることができます。 

The washing line race(洗濯物干し競争)

英語学習と家事を組み合わせた、夢のようなゲームです。洗濯物干し競争は、相手の子どもが1人でも遊ぶことができます。子どもが何人もいる場合には2つのチームに分かれて遊ぶこともできます。 

子ども服(ベビー服が理想的)を入れた袋2個と、洗濯バサミいくつか、長めのロープを用意します。ロープを2本の木または2脚の椅子の間に結び、洗濯物干しロープに見立てます。

「washing line(洗濯物干しロープ)」を子どもたちの背丈の高さに結び、衣服を洗濯バサミでかけられるようにします。

衣服を2つに分け、各チームに1つずつ配ります。靴下1つ、Tシャツ1枚、帽子1つ......といった具合に各チームに配ります。

1人が呼びかけ役になります。呼びかけ役は、「帽子を見つけて」「靴下を見つけて」のように、それぞれの衣服の名前を英語で叫びます。各チームが、先を争ってそのアイテムをロープに洗濯バサミで取り付けます。物干しロープに正しいアイテムをすべて最初に掛け終わったチームが勝者となります。

物干しロープがない場合は、代わりにこの衣類を使ったアクティビティをお試しください。

I went to the market to buy …(私は市場に...を買いに行った)

ゲームで同じ単語を何度も繰り返すことで、小学生は語彙を覚えやすくなります。「I went to market to buy ...(私は市場に...を買いに行った)」は記憶ゲームで、プレイヤーが輪になって座り、順番に大きな声で「I went to the market to buy …」と言ってアイテムを1つ追加していきます。

次の順番の人も、自分のアイテムをリストに加えます。ゲームが続くと、文はどんどん長くなります。 

たとえば、最初のプレイヤーは「I went to the market to buy milk」と言い、2番目のプレイヤーは「I went to the market to buy milk and bread'」、3番目のプレイヤーは「I went to the market to buy milk, bread and carrots」と続きます。

追加するアイテムが思いつかない場合に使用できる単語の例を書いた紙を用意しておくと役立ちます。プレイヤーがリストの内容を思い出せない場合、そのプレイヤーは失格となります。リストにある項目をすべて覚えていた人が勝者となります。

このゲームは単純に見えるかもしれませんが効果的です。英語学習者がさまざまな英語のフレーズ構造を練習するのに役立ちます。例えば、 「a bottle of(1瓶の)」「a packet of(1包みの)」「a bag of(1袋の)」などの数詞が学べます。

子どもの英語学習に役立つボードゲーム

Junior Scrabble®

ボードゲームは英語のスペリングや語順を学ぶのに役立つため、小学生に最適です。グループで遊ぶことで、子どもたちの社会性やコミュニケーション能力を養うこともできます。

Junior Scrabble®は、人気の英語学習ゲームとしてよく挙げられます。プレイヤーは与えられた特定のアルファベットを使い、ボード上で英単語を作らなければいけません。このゲームは最初は難しいかもしれませんが、子どもたちに知っている英単語のリストを作らせると取り組みやすくなります。このリストは、プレイをするときにそばに置いておいて構いません。

プレイヤーが自信をつけてきたら、ボード上で重なり合う単語を作ってもらい、クロスワードのようにすることで、ゲームの難易度を上げましょう。 

Snakes and ladders(ヘビとはしご)

「Snakes and ladders’ は必ずしもスピーキングやリーディングのゲームではありません。ほとんどのプレーヤーはサイコロを振ってコマを進み、はしごに当たったら上り、ヘビに当たったら下りるだけです。けれども、ボードに追加してプレイヤーに指示するための英語の表現を印刷すると、面白い言語学習アクティビティになります。

例えば、以下のような指示を加えることができます
。「start(始める)」
。「finish(終わり)」
。「Move back two spaces(2コマ戻る)」
。「go back to the start(ふりだしに戻る)」
「move forward three spaces(3コマ進む)」。

プレイヤーはそのコマに止まったら声に出して読み、その指示に従わなければいけません。

より上級の生徒用に、このボードゲームのテンプレートを印刷し、ボード上のさまざまなコマに短い質問を書いてもらいましょう。以下はその例です。
.「How do you say ____ in English?(○○は英語で何と言いますか。)」
「Name ten wild animals in English(野生の動物を英語で10種類挙げてください)」
「Which is longer, the Amazon River or the Nile River?(アマゾン川とナイル川はどちらが長いでしょうか。)」 

難易度を上げることで、生徒は文法構造の練習と語彙の復習を行い、ライティング、リーディング、リスニング、スピーキングの各スキルを発揮することができます。 

Bull’s eye(ブルズ・アイ)

英語を学べるアクティブで教育的なゲーム、‘Bull’s eye’では、大きな紙またはカードに3つの大きな同心円を描く必要があります。各レベルにポイントが割り当てられます。ブルズアイと呼ばれる的の中心は100ポイント、中心から2番目の円は60ポイント、3番目の円は20ポイントです。柔らかいボールや小さなぬいぐるみを投げてブルズアイを狙います。 

プレイヤーの英語力に合わせて、難易度の異なる質問や課題をいくつか用意しましょう。

ボールや小さなクッションを投げます。当たった円によって、英語で答えなければいけない質問が決まります。

以下は質問の例です。
.「How many brothers or sisters do you have?(きょうだいは何人いますか。)」
。「Finish this sentence in English ...(この文を英語で終わらせてください...)」
。「Translate this expression into English(この表現を英語に翻訳してください)」
。「What is 2 + 2?(2足す2は?)」

アイデア:お子様の学校教科書でちょうど勉強している語彙を確認したり、お子様が英語で知っているテーマを選んだりするとよいでしょう。

以上は、利用できる英語学習ゲームのほんの一部です。その他のアクティビティについては、こちらの遊びとゲームのオプションをご覧ください。楽しめるものが見つかるはずです