お子様の英語学習に、音楽は強力なツールになります。歌を歌うことで、発音、文法スキル、総合的な言語能力を向上させられます。もちろん、お子様と一緒に歌うのは楽しいですし、一緒に踊ることもできます。
これらの英語の歌は小学生に適しています。お子様が新しい英語の語彙や発音を学ぶ手助けになり、一緒に特別な思い出づくりができます。
ブリティッシュ・カウンシルの英語クラスでは、歌や遊びを使ったアクティビティをよく取り入れています。子どもは楽しみながらの方が効率よく学べるからです。ブリティッシュ・カウンシルの低年齢のお子さん向けのクラスについての詳細はこちらをご覧ください
この楽しいご提案が音楽のように心地よく響きますように。さっそく歌ってみましょう
小学生の英語学習に役立つ、ご家庭で一緒に歌える歌
これらの簡単で楽しい曲は、ご家庭のいつものルーティンに簡単に加えることができます。子どもたちは新しい語彙を覚え、声に出して楽しく歌うことができます
Hello Hello（ハロー・ハロー）
「Hello Hello（ハロー・ハロー）」という歌で、毎日に音楽と英語を取り入れましょう。この曲は、明るいリズムと覚えやすい歌詞が特徴です。ビデオに登場するキャラクターの動作を真似することもできます。朝一番に歌っても、子どもたちが学校から帰宅したときに歌ってもよいでしょう
子どもたちが「Hello Hello（ハロー・ハロー）」の歌詞を覚えたら、同じウェブサイトのビデオを見せてみましょう。「How are you?（お元気ですか。）」などの挨拶と返答の例が紹介されています。この歌は、お子様の英語の理解をゆっくりと深め、基本的な英会話を始める自信を与えてくれます。
Clean up（お片付け）
子どもにおもちゃの片づけを手伝ってもらうのは簡単ではありませんが、音楽を取り入れることで楽しく片づけることができ、英語の練習になります。
この「Clean up（お片付け）」の曲はわかりやすく、同じメロディーが繰り返されます。これなら子どもたちも簡単に歌えます。この歌は、おもちゃや衣服などを片付けるタイミングを子どもに知らせるために作られました。幸いなことに、この曲はとても楽しいので、まるで遊びの続きのように感じるでしょう。
子どもが英語で名前と色を覚えられる歌
これらの歌はお子様の語彙力を高めるのに最適です。
動物の名前を英語で覚えられる子どもの歌
「Old McDonald had a farm（マクドナルド爺さんは牧場を持っていた）」が定番であるのには理由があります。覚えやすく、子どもたちが一緒に歌いたくなるからです。歌いやすい構成の曲です。また、大人も子どもも動物の鳴きまねを披露できるチャンスもあります。
小学生のお子様に、どんな動物について歌いたいかリクエストをとるのもいいでしょう。テーマを決めることもできます。例えば、世界の特定の地域の動物や、特定のアルファベットで始まる動物、あるいは白い羊、白いウサギ、白いネズミなど、色の同じ動物について歌うのもよいでしょう。
色を英語で覚えられる子どもの歌
「I see somethingblue（私には青いものが見える）」 は、英語で色を学ぶことができる歌の一例です。この歌では、子どもたちは「I see something blue（私には青いものが見える）」と歌いながら、周りにある青いものを指差します。 このアクティビティは身の周りについての言語学習なので、効果的です。子どもたちは新しい語彙を教わるだけでなく、それに実際に関連する物事を経験できます。したがって、その色の意味をより深く理解できます。もちろん、青をほかの色に替えて、ご自身のバージョンの歌を作ってもよいでしょう。
子どもたちがそれぞれの色を習得したら、「I can sing a rainbow（私は虹の色を歌える）」で全色をまとめて歌い上げましょう。また、学習内容を定着させるためのアクティビティを行うのもよいでしょう。
英語での数え方が学べる子ども向けの歌
これらの歌で、お子様に数え方を覚えてもらいましょう
5 Little Ducks（5羽のアヒルの子）と5 Little Monkeys（5匹の子ザル）
「5 little ducks（5羽のアヒルの子）」は、5羽のアヒルの子とお母さんアヒルの物語です。この歌詞では、アヒルの子たちがお散歩からお母さんアヒルのもとに戻ってくる様子を5から0までカウントダウンします。
「Five little ducks（5羽のアヒルの子）」と同様に、「Five little monkeys（5匹の子ザル）」の歌では、 いたずらな5匹のサルがベッドから1匹ずつ落ちていきます。
子どもたちはそれぞれのサルが頭をぶつけるのを再現し、怒ったお医者さんの真似をして、「No more monkeys jumping on the bed（もうサルはベッドに飛び乗ってはダメです）」 と警告することができます。
1, 2, 3, 4, 5 Once I caught a fish alive（1、2、3、4、5、私は生きたままの魚を釣ったことがある）
「1,2,3,4,5, once I caught a fish alive（1、2、3、4、5、私は生きたままの魚を釣ったことがある）」は、子どもたちが5から10までの数え方を学ぶのに役立つ明るい歌です。釣りの歌を歌いながら、指で数字を数えることができます。この歌は、子どもの思考力と細かな運動能力の発達を助けます。
Hickory dickory dock（ヒッコリー・ディッコリー・ドック）
「Hickory dickory dock（ヒッコリー・ディッコリー・ドック）」は、子どもたちが英語で数を覚えるのに役立つ、伝統的な童謡です。また、置き時計や腕時計を見て時間を知る方法を子どもたちに紹介することができます。お子様がこの歌に慣れてきたら、さまざまな動物が時計を駆け上がる「Hickory dickory crash（ヒッコリー・ディッコリー・クラッシュ）」に挑戦しましょう。
または、歌に入れたい好きな動物を子どもたちに決めてもらうのもよいでしょう。「Hickory dickory dock, the lizard ran up the clock!（ヒッコリー・ディッコリー・ドック、トカゲが時計を登っていった！）」はその一例です。
楽しく踊れる子ども向けの英語の歌
歌にアクションやダンスを加えると、学習した英語が子どもたちの記憶に定着しやすくなります。体を動かすことで単語と動作を関連付けることができるため、子どもたちは新しい英単語を覚えやすくなるのです。
If you’re happy and you know it（幸せなら手をたたこう）
「If you’re happy and you know it（幸せなら手をたたこう）」は、子どもも大人も歌いながら動ける陽気な曲です。この歌は、英語で元気よく歌いながら、手を叩いたり、足を踏み鳴らしたり、腕を振ったりするように子どもたちを促します。
Heads, shoulders, knees and toes（頭、肩、膝、つま先）。
「Heads, shoulders, knees and toes頭、肩、膝、つま先」は、キャッチーなメロディーで体の部位を簡単に覚えることができます。子どもたちは歌いながら自分の体のさまざまな部分に触れます。これは、体の各部位の名前を覚えるのに役立ちます。元気いっぱいのお子様なら、歌う回ごとにスピードアップする「Animal aerobics class（動物のエアロビクスレッスン）」のバージョンもお試しください。
The wheels on the bus（バスのタイヤ）
「The wheels on the bus（バスのタイヤ）」では、子どもたちが交通機関に関する言葉を覚え、歌に沿ったアクションを取ることができます。腕を使ってタイヤがぐるぐると回る真似をしたり、バスに乗り降りするさまざまな人になりきったりすることができるので、この歌は子どもたちにいつも好評です。
Incy wincy spider（インシー・ウィンシー・スパイダー）
「Incy wincyspider（インシー・ウィンシー・スパイダー）」は、一緒に歌いながら、クモが排水管をよじ登る様子を手を使って真似できる童謡です。この歌はお子様に幅広い英語のボキャブラリーを紹介し、筋力アップにも役立ちます。
子どもの英語学習に役立つアルファベットと文法の歌
これらの歌で、お子様が英語のアルファベットをみるみる覚えていくことに驚かれるでしょう。
英語のアルファベット
この「Alphabet song（アルファベットの歌）」ではファンキーなビートとかっこいいアニメーションが楽しめます。子どもたちはアルファベットをゆっくりと学びながら、順番を覚えることができます。また、各アルファベットの使用例や、歌を聴いた後に子どもたちが取り組めるゲームアクティビティも用意されています。
英文法の歌
これらの英語の歌は英語のさまざまな文法構造にフォーカスしています。英語の発音を上達させるのに最適です。それぞれの歌には、誕生日パーティー、家族写真、飛行機旅行などのテーマが設けられています。さらに、この曲は覚えやすいコール・アンド・レスポンス構造を採用しているため、お子様はタイミングをとらえて唱和することができます。
ウンシルのLearnEnglish Kidsウェブサイトにてbrowse fun songs for kids（子ども向けの楽しい歌を探してください）。