By Sheona Smith

2024年 12月 05日 16:43

楽しく料理のレッスンをしながら英語の語彙を学ぶ子どもたち

子どもたちはベトベトになるのもおいしいおやつも大好き。ならばこの2つと英語学習を組み合わせてみてはどうでしょうか。いつもお子様と一緒にテレビの料理番組を楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。英語のレシピを使ったアクティビティは、創造性を養いながら勉強もできる楽しい手段です。

料理コンテスト番組のジュニア部門をおうちで開催しましょう。方法は次のとおりです。

料理教室の準備をします

 優れたシェフは、料理にはコツが必要なことを知っています。英語学習も同じです。最高の成果を得るには、始める前に以下の準備が必要です。

  • レシピは短くシンプルに。

お子様に何を作りたいか聞いてみましょう。次に、必要な材料、調理時間、必要なキッチンツールがあるかどうか確認します。

英語の練習もさせたいのですから、習熟度に合った語彙が出てくるレシピを選びます。

  • キッチンの準備を確認します。

調理に必要なツールや材料がすべて揃っているか確認します。その際、それぞれのアイテムに付箋を使って次のように英語でラベル付けします「bowl(ボウル)」「spoon(スプーン)」「sieve(ざる)」。また、コック帽やエプロンを作れば、小さなシェフたちもコックさんになりきって、衣服に関する語彙を学ぶことができます。

  • 材料リストを作ります。

レシピに必要となるすべての材料のリストを英語で一緒に作成します。子どもたちが新しい単語を覚え、すでに知っている単語を披露する良いチャンスです。「1 cup(1カップ)」や「2 teaspoons(小さじ2杯)」のように、必要となる各材料の量の数え方を練習することもできます。

  • 料理手順も英語で書き出します。

始める前に、子どもたちと一緒に基本的な料理用語を練習しておくと、アクティビティを通して英語を使うことができるのでお勧めです。

「first(最初に)」「next(次に)」「then(それから)」のような順序を示す言葉や、「mix(混ぜる)」「add(加える)」「pour(注ぐ)」などの動詞はよく使われます。動詞は、子どもが置かれた状況の中で理解しやすいもので、単語と自分の動作を関連付けることができるため、特に重要です。

アドバイス:お子様のための英語教室を探すなら、英語を楽しく学べる各種アクティビティが含まれている教室がおすすめです。お近くの子ども向けの素晴らしい教室をご紹介します。

木じゃくしのヘルパーさんが登場

レシピレッスンを楽しくするために、英語しか話さない wooden spoon helper(木じゃくしのヘルパー) に料理を助けてもらいましょう。

このインタラクティブなヘルパーは「先生」の役割を果たし、子どもたちが英語で話したり聞いたりするのをサポートします(特に、普段の生活で子どもたちと別の言語で話している場合)。

The wooden spoon helper(木のスプーンヘルパー)には保護者とお子様が望むように服を着せたり、名前をつけたり、話したりすることができます。楽しみましょう!例えば、木じゃくしさんは料理学校で学んでいるイギリスからの留学生であることにしてみましょう。今日、その留学生がお宅を訪れ、ちびっ子シェフたちに教えてくれるのです。

木じゃくしさんは指示を与えたり、子どもたちに質問したり、英語の文法や発音の間違いをその場で修正したりできます。

料理を華やかに演出

子どもたちはお祝いが大好きなので、パーティーや家族のお祝いを思わせるレシピを試すと楽しいでしょう。

食べ物を使ってお祝いをすることで、「Happy Birthday(お誕生日おめでとう)」や「Happy New Year(あけましておめでとう)」など、子どもたちが既に他の文脈で学んだ英語を披露したり、芸術的な才能を表現したりすることができます。

以下のウェブサイトには、子どもにも適した簡単なレシピが英語で紹介されています。

Eats Amazingには、マカロンやレインボーフルーツサラダなどカラフルな料理のアイデアが紹介されています。Bake Play Smileには、お祝いにふさわしいレシピが揃っています。

グルメの世界ツアーに出かけよう

どのレシピを選択する場合でも、異なるジャンルの料理の材料や調理方法を取り入れてみましょう。これは、子どもたちがさまざまな種類の食べ物や英語の語彙を学ぶのに役立ちます。 

例えば、フランス国旗のように赤、白、青のアイシングを使ったカップケーキを焼くのもよいでしょう。またはお寿司を作ったり、知らない国の料理の要素と子どもたちが知っている食べ物をミックスしたアジア系フュージョン料理に挑戦してもいいでしょう。 

多様な食べ物や調理法を紹介すると、子どもたちにより幅広い英語の語彙を与え、今まで知らなかった珍しい食べ物に挑戦させることができます。

料理が出来上がるのを待つ間、英単語のワークシートを活用

料理ができあがるのを待つ間、冷やしたり食べられるようになるのを待つ間、手持ちぶさたの時間があるでしょう。この時間は学習の絶好のチャンスです。

ブリティッシュ・カウンシルの子ども向け英語レッスンからピザワークシートなどのワークシートを印刷するか、自分でワークシートを作りましょう。お子様に英語の言葉と料理手順の絵合わせをしてもらったり、異なる料理用語の説明をしてもらいます。 

子どもたちに料理の手順を並べ直してもらうことでも、英語の単語を覚えることができます。ワークシートが終わったら、自分たちが料理したものを絵に描き、見た目や味について簡単な説明文を書いてもらうとよいでしょう。

お子様とスーパーマーケットでできる英語レシピアクティビティ 

次回スーパーマーケットにいったら、お子様と一緒にお料理を考えてみましょう!本物の料理でも自由な想像でもかまいません。その料理の材料の前を通るときは、英語で話すように頼みます。

また、調理器具の売り場を見て回り、料理を「mix(混ぜる)」「knead(こねる)」「grate(おろす)」「cut(切る)」「decorate(飾る)」際に必要なものを子どもたちに見つけてもらうのもおすすめです。

このアクティビティは、子どもたちの想像力を養うのに役立ちます。さまざまな味、食感、アイデアを組み合わせて、発想を自由に広げることができます。

ここまで、お子様と一緒に楽しく学べる英語のレシピアクティビティのごく一例をご紹介しました。定期的に行うことで、お子様の英語力が上達し、さらなる学習意欲が湧いてくるでしょう。

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