By 英会話スクールチーム

2022年 10月 25日 16:19

小さいお子さんがいるご家庭では、『おうち英語』に取り組んでいる方も多いかと思います。お子さんの英語力の成長には、親のサポートが欠かせません。ブリティッシュ・カウンシルの子供向け英語教室でも、ご家庭での読み聞かせをお勧めしています。

というのも、親が子どもの学習を見るようになると、学習姿勢や学習速度にプラスの効果が生まれます。教室の外で親が子どもをサポートすれば、教室でも、子どもはめざましい上達をみせてくれるのです。

英国の学校教育担当大臣ジム・ナイトは、「初等教育年齢の子どもたちの学習には、親が先生の6倍もの影響力をもっている」と述べました。

親が子どもを励まし、英語を使うことへの自信をつけさせるための簡単な方法がいくつかあります。親をサポートするためのアイディアを、このブログで紹介します。

絵本

英国では毎年、何千冊もの子供向け絵本が出版されています。書店で子供向けの本棚の前に立つと、魅力的な新刊からなじみのある名作まで、今日英国で活躍する指折りの作家たちが手がけた作品がずらりと並び、どれを選んで良いか戸惑ってしまいます。

英語を母語とする子どもたちはこれらの絵本に接する機会が多いわけですが、英語を第二言語として学んでいる幼い子どもたちも、こうした絵本を利用すればよいのです。

早く始めるメリット

英語を聞くのが本当に初めてであっても、絵本を厳選すれば、子どもたちは喜びます。

最初は大人が楽しく読み聞かせをすると、幼い学習者たちは短い一節ならすぐに覚えてしまいます。

子どもたちはもともとおはなし好きです。ずっと幼いうちから、彼らは物語調でしゃべります。自分の考えや希望や感情を言葉だけでなくお絵かきやごっこ遊びの中で表現しながら、日々の体験という物語の中で自分の本質を形作っていくのです。

多くの子どもたちは、テレビや映画で見る物語や情報を日本語で理解することに慣れていますし、親と絵本を読んで対話が楽しめる子どももいるかもしれません。親が導いてあげると、英語で書かれた絵本の意味を理解するために自分の読解力をどのように応用すればよいかを、ほとんどの子どもはすぐに見つけ出します。

絵本の読み聞かせの目的は、もう一つの言語を身につけることだけでなく、親の導きで子どもの目をより広い世界に開かせることなのです。

絵本の読み聞かせという一対一の対話によって、子どもたちは親たちの励ましを感じながら、自身のスピードとレベルに合わせて心身ともに成長していくのです。

子どもたちは多くの絵本に触れれば触れるほど、自信をつけていきます。その自信は、慣れない英語や新しい経験に挑戦する姿勢にも表れてくるものです。

具体的な本の選びかたは、また次回のブログでご紹介します!

~今日の絵本紹介~

  • “What Shall We Do With the Boo-Hoo Baby? ” 
  • “BEAR ABOUT TOWN”
  • “There Was an Old Lady Who Swallowed a Fly “ 

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