英語に自信のない親にも強い味方
英語の絵本を読むということになれば、親と子の対話を日本語から英語に切り替える理由が生まれます。英語にあまり自信のない親たちにとっても、絵本に出てくるお決まりの言い回しは心強い味方です。絵本は、一緒に読む文章を提供してくれるだけでなく、対話の土台にもなってくれます。親は子どもの好みや興味、そして成長に合ったものを選ぶことができます。
絵本を取り入れると子どもの学校の勉強や教科書の内容に合わないのではと心配する親もいるかもしれません。絵本の読み聞かせは、家族の絆を強め、家庭で英語を話す楽しさを子どもに気づかせてくれます。絵本に出てくる英語の語句を日常的な会話の中で使っている家族もた さんあります。「ノット・ナウ・ベルナール」は特におすすめです!
絵本を選ぶ
絵本といっても色々あります。
- 物語本 - 会話や詩を含む、短く簡単なお話
- 情報本 - 短い説明文が添えられている
- 詩の本 - 物語風の詩、または詩選集
- 仕掛け本 - 短い文章と3D仕掛けの本
- キャラクターシリーズ本 - キャラクターや人形など が出てくる本
親は自分たちが楽しみ、自信をもって読めると感じられる本を選ぶ必要があります。実際に読み聞かせる前に、どんなふうに読むか考えておかなければなりませんし、読み返すときも同じように読むことです。情熱は伝わります!毎回読み方がちがうと、子どもたちは言葉を吸収しづらくなってしまいます。
順調に言葉を教え、自信を育むために、最初のうちは、文章が短い絵本を選ぶことが大切です。子どもたちは自分で習熟の度合いをはかることができ、大人から相応の褒め言葉を聞けば、英語絵本の読み聞かせを好む気持ちが芽生えていきます。
簡単でも少し長い文章の場合、最初に読むときには書いてある文章だけそのままを読みます。それが理解できたら、「幼児語」を使って少しずつ細かい描写を付け加えていけばよいのです
子どもの実際の英語レベルを少し超えた言葉がいくつか含まれているような本を中心に選びましょう。耳慣れた言葉から始めて、次にいくつか新しい言葉を覚えていくというように進められるからです。
子どもと一緒にうまく数冊読めたら、家庭で定期的に英語の絵本を「読む」習慣が定着したと考えてよいでしょう。物語に出てくる単語や表現を、子どもたちが普段使う英語に取り入れやすいような本を選ぶのが理想です。覚えた言葉をさまざまな場面に当てはめていく、持ち前の能力を活かす機会を与えてやることができるからです。
~今日の絵本紹介~
- ”Not Now, Bernard" David McKee
- "Do Your Ears Hang Low?" Jenny Cooper
- "Hippo Has a Hat" Julia Donaldson、 Nick Sharratt