By Anne W

2025年 02月 18日 06:55

Very young children enjoy learning English as they play theatre games at British Council Japan

お芝居ゲームを取り入れると、小学生がワクワクしながら英語学習に取り組むことができます。お芝居は子どもたちの想像力をかき立て、日常に楽しい変化を与えます。スーパーからファンタジーの世界まで、さまざまな場面を体験できます。 

このブログでは、お子様の英語のスピーキングとリスニングのスキルを伸ばすために、英語でのお芝居ゲームを活用する方法をご紹介します。子どもの学習効果を高められるため、ブリティッシュ・カウンシルでは子ども向けの英語クラスでこのような楽しいアクティビティをよく行います

まずは子どもたちを立ち上がらせ、体を動かしてもらう 

お芝居をすることに尻込みする子どももいます。誰もが皆、映画スターの卵というわけではないのです!ウォームアップのアクティビティを通じて、恥ずかしがり屋の子どもや保護者にリラックスしてもらいましょう。目標は、全員がプレッシャーを感じずに創造力を使いながら動き回れることです。 

まずは次のアイデアを試してみるとよいでしょう。 

  • Clapping games(手拍子ゲーム)  
    プレイヤーが輪になって座ります。2人だけの場合は向かい合います。最初のプレイヤーが手拍子でリズムを刻みます。次のプレーヤーは同じリズムを繰り返さなければなりません。英語で声を出して数えてみると、少し難易度が上がります。 
  • 'Keep fit’ actions(全身アクション)  
    手拍子ゲームに似ていますが、全身を使います。最初のプレーヤーは腕や脚を使って大きな動きをします。例えば、天井に向けて手を伸ばしたり、ジャンプしながら手足を大の字に伸ばしたりします。他のプレイヤーがその動きを真似します。 
  • Warm-up dances(ウォームアップダンス)  
    Beat by Beat Pressには幅広いアクティビティが用意されており、そのうちの1つが Shake it offです。このアクティビティでは、プレイヤーは音楽に合わせて順番に手足を振ります。 

中学生と一緒にお芝居ゲームをする場合は、ブリティッシュ・カウンシルのグループアクティビティをお試しください。お芝居ゲームは、3人、4人、5人などの少人数でも行うことができます。 

ロールプレイを通じて子どもに英語を教える方法 

ロールプレイングゲームでは、保護者も子どもも別人になりきることができます。空想の世界を旅するのもいいでしょう。お子様の創造力を邪魔しないように注意しましょう。たとえば、青い象が部屋に入ってきたと言われたら、入ってきたかのように演技をするのです。論理的かどうかは問題ではありません。 
 
子どもが架空の役柄を思いつかない場合に備えて、いくつかシーンを用意しておくと良いでしょう。アイデアを書いた紙をボウルに入れ、そこから選んでもらいます。ここではいくつかの例を紹介します。  

  • スキーやサーフィンを習っている 
  • ろくろを使って陶芸をやる 
  • 自慢の新しいペットである竜やトラを友だちに紹介する 
  • 友だちに自分が住んでいる豪華な邸宅や宮殿を案内する 
  • 保護者が英語レッスンの生徒になり、子どもが先生になる 

その他の即興シナリオのアイデアは、ThoughtCoでご覧ください。 

ロールプレイングゲームを本格的なイベントにしてみるのもいいでしょう。ブリティッシュ・カウンシルの劇場への招待状の工作アクティビティを使って、英語の劇にお友だちやご家族を招待することができます。 

How to play ‘Yes, no, please, banana’ 

このゲームでは、保護者と子どもが、‘yes’, ‘no’, ‘please’、'banana’という英単語のみを使って30秒間のシーンを作り上げます。子どもがさまざまな声色や表情を使うよう促しましょう。たとえ意味不明な内容であっても、その役になり切ってもらいます。このゲームでは、子どもたちは驚くほどの創造力を発揮します。YouTubeで、Yes, no, please, banana performancesの素晴らしいパフォーマンスの例をご覧ください。 

使える表現を増やしたい場合は、セリフを増やして同じシーンを演じ直してみましょう。たとえば、  

'Banana?' 

‘Yes.Banana.’  

を次のように変えます。  

‘Is that a banana?’ 

‘Yes, it’s a banana.Do you have a problem with that?' 

お子様は、表情や仕草で意味を伝える方法を考えるようになるでしょう。また、複雑な英語のフレーズを話す練習もできます。 

「質問ゲーム」で遊ぶ 

「The questions game(質問ゲーム)」 は、すでに少し英語の語彙を知っている子どもに最適です。シナリオを選び、セリフを1つずつ演じます。お芝居のセリフはすべて英語の質問文にしなければいけません。プレイヤーは別の質問で答えます。 

例: 

「Can I come in the house?(家に入ってもいいですか?)」 

「Are your shoes clean?(あなたの靴はきれいですか?)」 

「Why would they be dirty?(なぜ汚いはずがあるでしょうか?)」... 子どもが質問をいくつ思いつくか見てみましょう! 

子どもの英語学習に役立つ無料のパントマイムアクティビティ 

お子様が英語の勉強を始めたばかりなら、mime(パントマイム)は、一度に複数の新しい英単語を紹介するのに適した方法です。すぐに英語の語彙を増やせるでしょう。また、これらのmime(パントマイム)アクティビティを上級の学習者と行うこともできます。mime(パントマイム)は、子どもがすでに知っている英単語を元にしながら語彙力を強化するのに役立ちます。

  • Sign language poetry(手話による詩)  
    お子様は手話を知らなくても、これらの表現力豊かな詩を十分に楽しむことができます。手話をいくつか教えて、アクティビティの際に英語で少し話すだけでよいのです。例を見るには、2017年の英国初のsign language poetry slamをご覧ください。 

  • The English adverb game  
    このゲームでは、プレイヤーの1人が他のプレーヤーに内緒で副詞(quickly、clumsily、happily、slowlyなど)を1つ選びます。他のプレーヤーは、その副詞を使ってアクション(歩く、踊る、目玉焼きを作るなど)を実行するよう頼むことができます。そして、正しい副詞を当てようとします。 

  • Where are we? 
    お子様が知っている場所を1つ思い浮かべます。保護者と子どもが一緒に行く場所を選びましょう。その場所で行う活動をパントマイムで見せます。子どもは、保護者がいる場所(例:プールやスーパー)を当てます。その後、役割を交代します。 

  • What is it? 
    このアクティビティは、小道具として空の袋を用意するとより効果的です。袋から空想上のもの(新しい子犬、鉛筆、ニンジン、腕時計など)を取り出すふりをし、それを使ってパントマイムをします。子どもは保護者が何を持っているかを当てなければなりません。 

子ども向けのお芝居ゲームに関する無料リソース 

お芝居のプロでなくても、お芝居を通して子どもの英語学習をサポートすることができます。保護者が簡単なアイデアを使うだけで、子どもの想像力を刺激できます。また、本格的なお芝居のやり方役づくりに関するアドバイスなどは、オンライン上にたくさんのリソースがあります。お子様が、遊びの時間にもっと英単語を使うよう促すのもよいでしょう。