By Colm

2024年 12月 05日 20:22

:ブリティッシュ・カウンシルで英文法を学ぶ成人学生

英語の文法規則を学ぶ頻度はどれぐらいですか?定期的に学んでいますか?または、ほとんど学んでいませんか? どのような言語を学ぶ場合でも、基本的なことは、物事をどのくらいの頻度で行うかを表現する方法を学ぶことです。英語では一般的に、'adverbs of frequency’ (頻度の副詞)と呼ばれるものを使って表現します。英語の文章で使われる例をいくつか挙げてみましょう:

a. You’re (あなたは)always (いつも) complaining! (文句を言ってるね!)

b. I am very busy, so I (とても忙しくて) hardly ever (ほとんど) have time to watch TV. (テレビを見る時間がない。)

c. The Lunar New Year holiday (旧正月の休日は) sometimes (ときどき) falls in January, but it (1 月にあるが、)usually (通常は) falls in February. (2 月にある。)

頻度を表す副詞はいつ使う?

頻度を表す副詞によって、何かがどれほど定期的に起こるかを表現できます。副詞にはざまざまな機能があります。たとえば、動詞を修飾 (“he drives (彼は)quickly“ (すばやく運転する)) したり、節全体を修飾 (“Luckily (幸運にも), he escaped from the accident uninjured” (彼は事故から無傷で脱出できた)) したりできます。頻度を表す副詞にも、これらの機能があります。ただし、それらは動詞が表現することが起こる頻度、または節全体が表現することが起こる頻度も表します。頻度を表す副詞は、ほとんどの場合 1 語のみです。ただし、例外が 1 つあります。副詞の “hardly ever” (ほとんどない)です。

では、どの頻度副詞を使えばよいか、どうやって判断するのでしょうか?それは、何かが起こる頻度によって異なります。次の表を参考にしてください:

Regularity (定期性)

(% is approx.) (およその割合)

100% of the time  
(100%の確率)
80 - 90% of the time
(80 ~ 90% の確率)
50 - 70% of the time
(50 ~ 70% の確率)
20 - 40% of the time
(20 ~ 40% の確率)
5 - 10% of the time
(5 ~ 10% の確率)
0% of the time
(0% の確率)
Adverb (副詞) always
(いつも)
usually (通常) often
(よく)
sometimes
(ときどき)
hardly ever
(ほとんどない)
never
(まったくない)
Sample sentence
(例文)
Edinburgh in Scotland (スコットランドのエディンバラでは)always (いつも) has short days in winter. (冬は日が短い。) Winters in Edinburgh are (エディンバラの冬は)usually (通常、) very cold. (とても寒い。) It (冬のエディンバラでは)often (よく) snows in Edinburgh in winter. (雪が降る。) Edinburgh (エディンバラでは)sometimes (ときどき) has winters without snow. (雪のない冬がある。) The temperature in Edinburgh (エディンバラの気温が) hardly ever (27℃を超えることは) goes over 27 Celsius. (ほとんどない。) Edinburgh (エディンバラでは)never (夏の間に日が短くなることは) has short days in summer.(まったくない)
Similar adverbs
(類似の副詞)
  normally, generally
(通常、一般的に)
frequently
(よく)
occasionally
(ときどき)
rarely, seldom
(まれに、めったにない)
 

ヒント:頻度の副詞の使い方を上達するには、英会話を含む英語コースを受講し、英語での会話とリスニングの練習をすることが効果的です。当校の成人向け英語クラスを試してみましょう:https://www.britishcouncil.jp/english-courses/adults

頻度の副詞の文法規則は?

英語での頻度の副詞に関する最も重要な規則は、文中の正しい位置で使うことです。それは動詞の種類によって異なりますが、3 つの一般的な位置があります。

 

Type of verb
(動詞の種類)

The verb “to be”
(be 動詞)

All other verbs (他のすべての動詞)

Auxiliaries and modal verbs (補助動詞と助動詞)

Example (例)

a. You’re (あなたは)always (いつも) late. (遅刻しているね。)

I (私は)usually (いつも) work on Tuesdays. (火曜日に働いている。)

I have (私は)often (よく) considered becoming a vegetarian. (ベジタリアンになることを考えている。)

 

I can (彼の名前を覚えることは)never (決してない) remember his name! (!)

Position of adverb of frequency (頻度の副詞の位置)

After the verb (be 動詞)“to be”. (の後。)

Before the verb. (動詞の前。)

After the auxiliary or the modal. (補助動詞または助動詞の後。)

英語の副詞の位置に関するこれらの規則は、ランダムに見えるかもしれません。副詞は “to be” (be 動詞) の後にに置きます。ただし、その他のすべての動詞では動詞の前に置くのはなぜでしょうか?その理由は発音にあります。流暢な英語話者が何かを話すときには、ほとんどの場合、単語を短縮します。そのため、“You are late” (遅刻です) は “You’re late” (遅刻です) となり、“I have considered” (検討しました) は “I’ve considered” (検討しました) となります。副詞を動詞の前、または補助動詞の前に置くことで短縮形が言いにくくなります。そのため、副詞はこれらの前に置かれます。こちらのミニレッスンで連結音をどのように使うかについて詳細を確認できます。

頻度の副詞を使う際の例外とバリエーション

英語や他の多くの言語でも同じですが、副詞は頻度を表現する唯一の方法ではありません。また、特に “every” や “a”:

 という単語を含む複数語の表現も使用できます。

Bradley goes to French class (ブラッドリーはフランス語のクラスに)every Tuesday and Thursday (毎週火曜日と木曜日に). (通っている。)

Tanya travels abroad at least (タニアは少なくとも)three times a year (年に 3 回). (海外旅行をする。)

Sophie phones her grandmother (ソフィーは)once a week. (週に 1 回祖母に電話をする。)

これらの頻度表現は通常、文や節の最後に来ることに注意しましょう。

さて、お楽しみはこれからです 英語には、文中の頻度を表す副詞の正しい位置に関する一般的な規則がありますが、ある種の副詞はこの規則に反することがあります。

話者が副詞を強調したい場合は、文頭 (または文末) に置くのが一般的です。これは、特に「中程度」の頻度を示唆するusually, often, sometimes (通常、よく、ときどき) などの副詞でよく見られます。次の文を見てみましょう:

I (私は)sometimes (ときどき) work on Saturdays. (土曜日に仕事をします。)

 これは正しい使い方です。上記のセクションで説明した規則に従っています。ただし、次のように言うこともできます:

Sometimes (ときどき), I work on Saturdays. (、土曜に仕事をする。)

文頭に「時々」という言葉を置くことで、この事実が意外であることが示されます。おそらく、私たちは話者が土曜日に働いたことがないと思い込んでいたのではないでしょうか。

こちらをクリックして頻度の副詞とその位置に関する役立つ情報を確認しましょう。

英語での頻度を表す副詞の間違いを防ぐ使い方

英語では、特定の副詞は文の中で複数の位置に現れる可能性があります。ただし、動詞と目的語の間に副詞を挿入することはできません:

I read often sci-fi novels. (私は読む、よく SF 小説を。)✗ 

I read often sci-fi novels. (私はよく SF 小説を読む。)✓ (または、強調するため、“Often, I read sci-fi novels.”/ “I read sci-fi novels often.” (よく私は SF 小説を読む/私は SF 小説をよく読む。)

 副詞 "never", "rarely", "seldom" and "hardly ever" は否定的な意味を持ちます。これは、肯定的な動詞と共に使用しなければならないことを意味します。動詞が否定形の場合、文は二重否定になります。英語では二重否定はあり得ません。お互いに打ち消し合うので、誰もが混乱します。

I don’t never buy CDs nowadays.✗  

I never buy CDs nowadays.✓

副詞 "never" は、起きていないことのみを表現します。起こっていることを表すには、"ever"  という単語を使います:

It’s the best film I have never seen. 

(これまで見たことがない最高の映画だ。)✗

It’s the best film I have ever seen. 

(これまで見た中で最高の映画だ。)✓

 "have to" という表現を使って義務を表現する場合は、"have" は補助動詞ではなく動詞であることを忘れないようにしましょう。つまり、副詞は通常その前に置きます。

I have always to take a nap after a big meal. 

(私はいつもたくさん食べた後に昼寝をしてしまう。)✗

I always have to take a nap after a big meal 

(私はいつもたくさん食べた後に昼寝が必要になる。).✓

 映画、歌、テレビ シリーズに登場する頻度を表す英語の副詞の例

I will always love you (邦題: オールウェイズ・ラヴ・ユー) - 1990 年代の有名なこの曲で、ホイットニー・ヒューストンは、恋人に「あなたはいつも私の心の中にいる」と伝えました。

 We are never (ever ever) getting back together (邦題: 私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない) - 2012 年の世界的ヒット曲の中で、テイラー・スウィフトは元恋人に対し、二度と彼氏にはしたくないと歌っています(ここでは、"never, ever, ever" 「never (決して)」という言葉が強調されています)。彼女は本気のようですね!

 Tomorrow never dies (邦題: トゥモロー・ネバー・ダイ) - この 1997 年の映画は、第三次世界大戦を起こそうとする悪の犯罪者を追いかけ、世界を救おうとする007ジェームズ・ボンドの物語です。

Forrest Gump - 1994 年のこの映画で、主人公フォレストは有名な台詞を言います:  "My mama always said that life was like a box of chocolates - you never know what you're going to get".

ミニ クイズ

次の文にはそれぞれ 1 つずつ間違いがあります。間違いを見つけ、修正してください。

1. I always am happy when I finish work early.

2. Sue has been never to Thailand.

3. Geri needs to take his medication three times for day.

4. Always I try to arrive at the office before 9 a.m.

5. It doesn’t hardly ever rain in my country.

6. I eat sometimes muesli for breakfast.

7. I always don’t remember my keys when I leave the house.

(回答)

1. I am always happy when I finish work early.

2. Sue has never been to Thailand.

3. Geri needs to take his medication three times a day.

4. I always try to arrive at the office before 9 a.m.

5. It hardly ever rains in my country.

6. I sometimes eat muesli for breakfast. (Or for emphasis, “Sometimes, I eat muesli for breakfast.” / “I eat muesli for breakfast sometimes.”)

7. I don’t always remember my keys when I leave the house. (Or “I never remember my keys when I leave the house.”)