仕事に応募するにあたっては、あなたのスキルや経験が雇用主に魅力的で記憶に残るCVが必要です。
英文履歴書(CV)に何を入れるべき?
本記事は、主に英国式のCVの書き方に則っています。国際的な求人に応募するとき、標準は国によって変わる場合があることをご了承ください。まずはあなたが応募しようとしている会社の書式をしっかりとチェックしましょう。
連絡先(Contact details)
フルネーム、電話番号、メールドレスは基本事項です。抜けがないようチェックしましょう。
写真?(Photo?)
英国、カナダ、米国などでは、雇用主が応募者に写真を求めるのは違法とされていますが、写真を入れるかどうかは国によって条件が異なりますので、必ずその国の標準をチェックしましょう。
学歴・資格(Education/Qualification)
あなたにとって重要な学歴、そして最新のものをリストのトップに記すようにしましょう。取得した資格などもここで記載します。
職歴(Work experience)
これまでの職歴を新しい順でリストに記載していきます。最近10年の職歴をカバーしていれば大丈夫と言われています。各仕事に対して役職名、職務、何を達成したかを記します。もしたくさんある場合は、詳細に記す職種に関しては、応募中の仕事に関連のあるものに絞ります。その上で、その仕事の経験が応募中の仕事にどう活かせるか興味をひくようにしましょう。
スキル(Skills )
使える言語、アプリケーションやその他応募職種に関連あると思われる技能をリストに。
8つのポイント
1.簡潔に、でも短すぎず!
英文履歴書は、A4の紙1面か2面割り付けで収まるサイズにしましょう。もし情報量が多すぎる場合は、応募している職種に関連のあるポイントに絞っていきましょう。逆にもし短すぎる場合は、過去の職歴経験やスキルで今後活かせるポイントを膨らませて追加していきましょう。
2.動作動詞(Active verbs)を使用する
過去の仕事で何を達成したかを説明するときは、読み手に強い好印象を与えるために動作動詞(Active verbs)を使うようにしましょう。例えば、was responsible forと記す代わりに以下のような動作動詞を使ってみます。
- led or managed (a team / a project);
- created or developed (a product / a positive atmosphere);
- delivered (results/training); and provided (support/training).
3.空白期間を埋める
職務経歴的に空白期間がある場合、例えば世界旅行をしていたとか、産休・育休を取得していたのなら、空白期間とせずきちんと記すようにしましょう。
4.必ず最新情報にしていること
必ずあなたの最新の情報がそれぞれのセクションの一番上に記されているようにしましょう。
5.大げさな表現や嘘は禁物
スキル、職歴、学歴に大げさな表現や嘘を書いても、いずれ雇用主はその嘘を見破られ結果として仕事を失うことに繋がりかねません。
6.レイアウトをしっかりと確認して
読みやすいCVであることは鉄則です。箇条書きが使われているか、文章が短いか、行間、文字間が適切か確認しましょう。プロフェショナルに見えるフォント、例えばArial font のサイズ12などが推奨されます。
7.間違いがないかチェック
文字誤植は悪印象に繋がりかねません。スペルチェックをかけ、必ず第三者にもチェックしてもらうようにしましょう。
8.カバーレターをつける
求人に応募するときは、カバーレターもしくはメールであなたの応募について説明を付け加える必要があります。このカバーレターでは、その職種に関するあなたの個人的な興味、雇用主がCVを読んでみたくなるような経験を持っていることを書き添えましょう。
良いCVを作るのは時間がかかりますが、上記のポイントをしっかりとおさえて、新しい仕事の可能性を開いてくださいね。