Date
2016年 08月 11日 (木曜日)2016年 10月 23日 (日曜日)
会場
愛知芸術文化センター、名古屋市美術館、名古屋・豊橋・岡崎市内のまちなか

愛知県で3年に一度行われるあいちトリエンナーレは、名古屋市を中心に、岡崎、豊橋の3会場で開催される、国内最大級の国際的な芸術の祭典です。現代美術だけでなく、映像プログラム、ダンス、演劇、オペラなどの舞台芸術、まちなかでの作品展示やさまざまな普及教育プログラムがあることも大きな特色です。今回は港千尋を芸術監督に迎え、「虹のキャラヴァンサライ 創造する人間の旅」というテーマのもと、世界38か国から総勢119組のアーティストが愛知県に集結します。

画像
[左]アーキテクツ・オブ・エアー 《ペンタルム》 2013 photo: Alan Parkinson
[中央]ハッサン・ハーン 《DOM-TAK-TAK-DOM-TAK》 展示風景 SALT Beyoğlu、イスタンブール 2012 photo: Serkan Taycan Courtesy of the artist and Galerie Chantal Crousel, Paris
[右]ワニを録音するクリス・ワトソン Courtesy of the artist

開催概要

あいちトリエンナーレ2016
テーマ:「虹のキャラヴァンサライ 創造する人間の旅」
芸術監督:港 千尋 写真家・著述家|多摩美術大学美術学部情報デザイン学科教授(映像人類学)
会期:2016年8月11日(木・祝)~10月23日(日)[74日間]
会場:愛知芸術文化センター、名古屋市美術館、名古屋・豊橋・岡崎市内のまちなか 
主催:あいちトリエンナーレ実行委員会
公式サイトを見る

英国からの参加アーティスト

アーキテクツ・オブ・エアー ARCHITECTS OF AIR 

1992年ノッティンガム(英国)にて設立
ノッティンガム(英国)拠点

創立者でデザイナーのアラン・パーキンソンは1980年代に空間芸術の創作を開始。1985年には、内部に入って鑑賞できる空間芸術作品「ルミナリウム」を発表した。コンセプトは、光と色彩によってデザインされた空間芸術の内部で美的な感覚を研ぎ澄まし、驚きと不思議に満ちた感動を体験することにある。デザインは、イスラム美術やゴシック建築、現代建築などに着想を得ている。今日まで21におよぶ「ルミナリウム」を創作、40を超える国々で公開され、大きな成功をおさめている。あいちトリエンナーレ2016では、五角形の幾何学美をモチーフとする「ペンタルム」を展示予定。

展示期間:2016年10月1日(土)~16日(日)11:00-17:00(入場は16:30まで)
会場:岡崎公園多目的広場(岡崎市)
※入場を制限する場合があります

ハッサン・ハーン Hassan KHAN

1975年ロンドン(英国)生まれ
カイロ(エジプト)拠点

アーティストであり音楽家でもあるハーンは、サウンド、テキスト、オブジェクトや空間、状況などから、この世界への応答としてのかたちを生み出そうとする。長期にわたる彼の実践の中で、ハーンはイメージとサウンドの構築と脱構築、この両者の並置を通して、彼独自の作品言語を作り上げてきている。主な展覧会に、フランクフルト近代美術館(2015)、Downtown Contemporary Arts Festival Egypt(カイロ、2014)、ドクメンタ13(カッセル、ドイツ、2012)、をはじめ、サンパウロ、イスタンブール、北九州、ドーハなど世界各地で展覧会を行っている。

展示期間:2016年8月11日(木・祝)~10月23日(日)
会場:岡崎シビコ(岡崎市)/吉田商事株式会社 (長者町会場)

クリス・ワトソン Chris WATSON

1953年シェフィールド(英国)生まれ
ニューキャッスル・アポン・タイン(英国)拠点

これまでに数多くのレコードを発表してきた音楽家であり、同時に世界各地で、自然の中にある音、あるいは自然の歴史が示す音、そしてその場所の記憶を緻密に録音してきた。それはこれまで、放送用としてあるいは実験音楽のために使用されてきた。これまで彼が録りためてきた音は、まざまざと目の前にその空間を立ち上げてくれる。

展示期間:2016年8月11日(木・祝)~10月23日(日)
会場:愛知県美術館(名古屋市)

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