日本では35年ぶりとなる、英国の画家ジョン・コンスタブル(1776-1837年)の大回顧展が開催されます。
J. M. W. ターナーとともに英国の風景画を刷新し、その評価を引き上げたことで知られるコンスタブルは、ひたすら自身の生活と密接に結びつく場所を描きました。故郷サフォーク州の田園風景をはじめとして、ソールズベリー、ハムステッド、ブライトンなどを描いた作品の数々は、コンスタブルが何を慈しみ、大切に育んだのかを雄弁に物語っています。
本展では、テート美術館所蔵のコンスタブルの油彩画、水彩画、素描、版画に加え、同時代の画家の作品約20点も紹介されます。国内所蔵の秀作を含む全85点を通じて、ひたむきな探求の末にコンスタブルが豊かに実らせた瑞々しい風景画の世界を巡る展覧会です。
日程・会場:
2021年2月20日(土)~5月30日(日)
三菱一号館美術館