中高生英語留学特集
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Mat Wright

10代の夏 イギリスで、知らない私に出会う

海外留学を希望する中学生や高校生の数は年々増加しています。海外留学によってグローバル社会に対応できる英語力を身に付けることはもちろんですが、それ以上に子どもたちが未知の体験から得るさまざまな学びによって、人間的にも大きく成長できることも魅力です。

海外留学は楽しいことばかりではありません。誰も知らない異国の土地で、言葉の壁を感じる歯がゆさは、時に大きなハードルとして、自分たちの目の前に立ちはだかるでしょう。ですが、海外留学を経験した多くの人々は、様々な困難を乗り越え、自分自身の「限界」というハードルを越えた時、その達成感は大きな喜びにつながります。その達成感は自分を大きく成長させてくれるのです。

中学生、高校生の大事な時期に、海外留学という体験は、一生忘れることのない、かけがえのない出会いと自身の成長をもたらしてくれるでしょう。

10代に、ちょっとの勇気をもつことで、未来の自分へのたくさんの扉が開かれます。

Life changing experience!

未知を体験することは、人生をワクワクさせる学びでもあります。その体験が、今後豊かな人間形成へと繋がるのです。

さあ、未来への一歩を踏み出してみましょう。

コンテンツ一覧

なぜ英国?-英語の母国へ

イギリスは、英語を学ぶ留学先として世界でも人気の高い国です。なんと、世界各国から年間約60万人以上もの留学生が英国を選んでいると言われます。(2014年度調査)English UK(※)によると、English UK認定校への全体の留学生数に占める17歳以下の生徒の割合は、2002年から2012年にかけて、25%から47%と増加しています。(2014年度の合計235133名)

日本でも人気のスポーツ『サッカー(soccer)』。これはアメリカ英語ですが、イギリス英語では『フットボール(football)』と呼ばれます。この単語一つをとっても、英語は奥深いのです。「他の言葉も違うのだろうか?」「なんで違うの?」、そんな小さな疑問が英語の世界をのぞくきっかけになるのかもしれません。

また、英語教育にもどの国よりも長い歴史と伝統を持つので、長年の経験に裏付けられた質の高い英語教育を受けることができます。

こうした理由からも、イギリスは最初に学ぶ英語の場としてふさわしいといえるでしょう。

(※)English UKは、英国全国の英語学校から成る組織で、ブリティッシュ・カウンシルと共同で英語学校の認定制度Accreditation UKを運営しています。   

安心な留学先を、適した場所で

中高生の留学では、学校面、滞在場所など、留学先が良質であるかが重要です。イギリスの英語コースは世界でも有数の認定制度によって質の高さが保障されています。

ブリティッシュ・カウンシルはEnglish UKと共同で、英語教育機関を対象にしたアクレディテーションUK認定制度(Accreditation UK)を運営し、厳しい基準をクリアした英語教育機関500校以上を認定校としています。

認定校は、教師、教授法、施設、運営、福祉面など多岐にわたる点で定期的な検査を受け、基準をクリアしています。つまり質の高さが保証されており、これは学校を選ぶ際の大切な判断基準です。

また、英国の語学学校では未成年の児童・生徒の安全を最優先に考えています。18歳未満の生徒が学ぶの学校では、児童保護に関する世界で最も厳しい基準を満たし、公的な審査に合格しなければなりません。また、児童・生徒の安全を守るための数多くの規則などが整備されています。特に、すべてのアクレディテーションUK認定校では、例として以下のような取り組みが実施されています。

  • 学校の教師、スタッフとホストファミリーはすべて、事前に児童・生徒を受け入れるに当たり適性を有しているか、公的な審査を受ける義務があります。
  • 16歳未満の児童・生徒は保安上の理由から18歳以上の他の学生とは同じ宿舎に滞在できません。また一日中、成人の監督がつきます。
  • 課外活動や遠足を実施する際は、事前に転向、犯罪、交通事情などあらゆるリスクを考慮した周到な計画が立てられます。

都市部に大規模な校舎と学生寮を備えた学校、最先端のIT設備を備えた学校、何百年も前に建てられた貴族の屋敷を使った学校などそれぞれの環境で学べるのも、都会と田舎、両面の良さをもつ英国ならでは。イギリスの家庭料理や生活を身近に体験できるホームステイや、他国から来た留学生との交流も嬉しい学生寮など、その子にあった環境で、実り多き留学生活を満喫してください。

アクレディテーションUK認定制度について(英語)

アクレディテーションUKの認定を受けた語学学校のリスト(英語)

安全な留学環境

イギリスは多文化社会として様々な文化的背景を持つ人々が共存しており、国内では人々は銃を持ち歩いておらず、犯罪率も非常に低いのが特徴です。

ブリティッシュ・カウンシルが2015年度に、おもに19歳から25歳の海外からの留学生、約2,000名に対して行った安全に対する意識の調査があります。それによると、回答者の90%以上が、滞在先、留学先の教育機関、職場において、高い安全性を実感した、と回答しています。また、学校の外に滞在している場合、街中の安全性についても日中は91%、夜間は74%が高い安全性を感じたと回答。どこにいても、夜間については十分な注意が必要ですが、こうした調査結果は、イギリスの留学先としての高い安全性を示しているといえるでしょう。

良質な教育メソッド

英語の発祥の地としての長い歴史の中、外国人への英語教授に力を注いできたイギリスでは、蓄積したノウハウをもって、高いクオリティの教育メソッドを実践しています。その教授法は、英語教育を行う他国の多くの国々でも用いられているほどです。

また、ゲーム、コンピューター、音楽、映画などからの多面的なアプローチで楽しく展開する授業や、問題解決やディスカッションを多用する参加型スタイルなど、時代をとらえた最新の教育法を採り入れています。

イギリスの大学に進学する海外留学生の約60%は、すでに英語コースやファウンデーションコース(英国大学留学のための準備コース)など、英国での学習を経験していると言われます。現地の英語学校では、大学での学習に備えるためのアカデミック英語プログラムも提供しています。

こうした幅広いコースの提供によって、世界で通用する英国での大学留学も将来の進路の一つとして視野に入ってくることでしょう。

English UK 英語学習コースおよび英語学校の検索ページ

かかる費用は? 留学支援制度も活用

英語留学にかかる費用は学校やコースによりさまざまなので、必ず事前に細かくチェックすることが大事です。

◎費用の目安:
・8-12人くらいのグループのクラスで約£150-300/週
・より少人数のクラスや専門的なコースでは約£200~500/週

◎含まれる費用
・必要な本やコースの教材費
・テスト受験や資格の取得料
・地方のカントリーサイドを訪れる小旅行や課外活動費
・交流イベントやパーティ
・食事
・滞在費

ただし、料金にこれらが含まれないコースもありますので、それぞれの英語学校のWebサイトで、授業料に含まれるものを確認しましょう。記載がない場合は、学校に問い合わせることをお勧めします。

◎その他に考えられる費用:
・イギリスまでの渡航費
・イギリス国内の観光や交通費
・健康保険、旅行保険
・日々の生活費
※金額は一般英語コース授業料目安の金額

  2週間 4週間
ロンドン 820 1600
ブライトン 620 1100
ケンブリッジ 620 1100
スコットランド 500 950

また、留学支援制度を活用することも留学のチャンスを広げます。

例えば、文部科学省では、留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」を実施中。
官民協働で「グローバル人材育成コミュティ」を形成し、将来世界で活躍できるグローバル人材の育成をめざす一環です。
東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される2020年までに大学生の海外留学12万人(現状6万人)、高校生の海外留学6万人(現状3万人)への倍増をめざしています。
「トビタテ!留学JAPAN」高校生コースについて