両国大臣立会いのもと、覚書に署名
2013年10月16日
ウィリアム・ヘイグ英国外務大臣は本日午前中、下村博文文部科学大臣と面会するため、文部科学省を表敬訪問しました。
二人は、ブリティッシュ・カウンシルと文部科学省間で交わされた、小中高等学校の英語教員研修における協働に関する覚書の署名式に立会いました。これは、リーダー的立場の教員を育て、その指導法を日本中の他の先生方へと波及させるという新たな研修モデルを構築するためのものです。結果的に英語を教える必要のあるすべての先生に到達することを目指します。英国は世界の英語教育の潮流を牽引しており、ブリティッシュ・カウンシルは多くの国の教育担当省と同様の事業で協働しています。
東京が2020年オリンピックパラリンピック開催地と決まったことで、日本の英語レベルの向上に早急に取り組まなければならないという機運が高まっています。ブリティッシュ・カウンシルはこの分野で経験を有しており、ロンドン大会の際には英語学習者の方および選手団の皆様へ特別な英語学習コンテンツを提供した実績もあります。この経験や実績を活用いただくべく、東京大会へ支援を惜しまぬつもりです。
ブリティッシュ・カウンシル駐日代表のジェフ・ストリーターは次のようにコメントしています。
「英語教育の水準を上げることは現在の日本の教育改革の中心であると言えるでしょう。ブリティッシュ・カウンシルは、日本国中の小中高等学校で英語に携わる先生方を支援するために文部科学省と協働できることを大変嬉しく思っております」
(現在の日本の英語教師数:中学校23,810人(*1)、高校30,697人(*1)、小学校347,773人(*2)
*1:平成24年度「『国際共通語としての英語局向上のための5つの提言と具体的施策』に係る状況調査」
*2:平成22年度 学校教員統計調査)