「Cape Farewell(ケープフェアウェル)アートを通して気候変動を知る」展
日本科学未来館にて日本初開催
英国の公的な国際文化交流機関ブリティッシュ・カウンシルでは、UK-Japan 2008 の公認イベントの一環として英国発祥の活動である「Cape Farewell(ケープフェアウェル)アートを通して気候変動を知る」の展覧会を、来る 2008 年 7 月 6 日~8 月 17 日まで日本で初めて開催いたします。
ケープフェアウェルとは、地球温暖化による気候変動の認識を高めるために、アーティストや科学者からなる国際的なチームが、氷に覆われた高緯度の北極圏を 100 年前に建造されたオランダ製の帆船「ノーダーリッヒ」号に乗って航海を行うプロジェクトです。
北極の急速な気候変動を読み解き、航海から発展した研究成果やアート作品は世界中で発表され大きな話題を呼んでいます。
また今回の展覧会では、ケープフェアウェルの創始者で、デザイナー、映画監督、写真家として活躍しているデヴィッド・バックランド氏を始めとして、日本人として初めて航海に参加したアーティストの高谷史郎氏の作品も展示します。アートを通して北極圏の気候変動を理解してほしいという航海参加者の献身、努力、そしてインスピレーションが伝わってきます。
夏休み期間中の 5 日間は親子で体験できる親子環境セミナーを同時に開催します。レクチャー及び体験学習を通して、地球環境を考えるワークショップとなっています。
小さなお子さまから大人の方々まで、北極の美しさを通してかけがえのない地球の大切さを知る機会となれば幸いでございます。
【概要】
日時:7月6日(日)~8月17日(日)
ただし、7 月 8 日(火)、15 日(火)の休館日をのぞく
開館時間:午前 10 時~午後 5 時
ただし、8月1日、2日、9日、10日は午後6時まで、
8月13日~17日は午後8時まで開館時間を延長
入場料:無料
会場:日本科学未来館 1階企画展示ゾーンb
東京都江東区青海2-41 Tel:03-3570-9151
出展作品:デヴィッド・バックランド「エンド・オブ・アイス」
高谷史郎「アイス・コア」
ヘザー・アクロイド&ダン・ハーヴィー「クジラの骨格オブジェ」 など多数展示
主催:Cape Farewell、ブリティッシュ・カウンシル
共催:日本科学未来館
特別協賛:シャープ株式会社
<参考資料>
UK-Japan 2008 について
UK-Japan 2008 は、日英の外交関係の 150 周年を祝い、駐日英国大使館とブリティッシュ・カウンシルが、今年 1月より展開しているもので、芸術、科学技術、クリエイティブ産業の 3 分野で、創造性あふれる現代の英国を日本の皆様に紹介しながら、これら分野での更なる日英コラボレーションの構築を目指すものです。演劇、コンサート、展覧会、シンポジウム、人的交流など、200 を越える多彩なイベントが 12 月末まで開催されます。
ウェブサイト: www.ukjapan2008.jp