国際英語能力試験 IELTS(アイエルツ)
総受験者 100 万人突破
国際的な英語運用能力試験 IELTS(アイエルツ、International English Language Testing System)の全世界の年間総受験者数が、2008 年 6 月時点で 100 万人を突破しました。
■ IELTS とは?
IELTS は、英語圏の国々への留学や移住のために要求される英語力を計る、語学試験です。世界 68 カ国以上で、6,000 を越える教育機関、企業、各種団体、政府機関が、IELTS を正式な英語運用能力試験として採用しています。
■ 受験者数急増の背景
IELTS の受験者数は過去 3 年間で倍増しています。受験者数増加の理由として、海外で IELTS を認める大学数の増加、新しい移民政策、また英語圏の国々での認知度の向上などが挙げられます。
■ 受験者データ
受験者の約半数(51%)は、英語圏の大学に進学する目的で IELTS を受験しています。その中でも、近年米国への留学を目指す受験者数が増えています。日本での受験者数は、2007 年度で 7,000 人弱に達し、前年比 22%増を記録しました。
■ 米国での認知拡大
英国、オーストラリアの他、現在米国では 1,700 校近くの大学が IELTS を正式な英語運用能力試験として認めています。ハーバード大学、エール大学、コロンビア大学なども、IELTS を正式に認定しています。
米国のIELTSインターナショナル事務局長のベリル・メイルン (Beryl Meiron) は、IELTSについて次のようにコメントしています。
「IELTSは世界中の大学や政府関連団体から、正確な英語運用能力を計ることができる能力試験として高く評価されています。スピーキング(試験官とのインタビュー)、リスニング、リーディング、ライティングの各分野を評価するため、受験者の英語能力が実際の仕事や学習環境において『使える英語 』 であるかを証明することができます。このような観点から IELTS は優れたテストであり、実際の英語実用能力を計る上で信頼性の高いテストと言えるでしょう。」
<参考資料>
IELTS(アイエルツ)について
IELTS は、ブリティッシュ・カウンシルと IDP: IELTS オーストラリア、ケンブリッジ大学試験評議会が共同運営しています。日本では唯一ブリティッシュ・カウンシルが試験を行っています。IELTS はリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングすべてのスキルを評価します。また、テストには、訓練を積んだ試験官との 1 対 1 のインタビューがあり、各受験者の英語実用能力(「使える英語」)を世界基準で評価します。
年間合計48回実施可能で、公認のテストセンターを通じて受験する事ができます。日本では、東京・大阪・名古屋・福岡で実施し、東京は月2回、大阪と名古屋は月1回、福岡は年5回実施しています。受験日や出願方法は、ブリティッシュ・カウンシルのホームページでご覧いただけます。
ウェブサイト: www.britishcouncil.or.jp
IELTS(アイエルツ)受験者のコメント
「IELTS が大学入学に必要な TOEFL と同等の語学試験として認可される前に、自分自身で IELTS を受験してみましたが、とても正確に英語能力を計れる試験であることを実感しました。」
(米国 コロンビア大学 ジェームズ・F・ミンター)
「IELTS は、数ある試験の中でも、ひとりひとりの英語能力を極めて正確に評価できる、高い信頼性を備えた試験であると考えます。」
(英国 キングズ・カレッジ・ロンドン ジェラルディーン・ヒューズ)