―若年層(15~34歳)への留学意識アンケート調査―
海外留学に興味はあるが、 治安、費用、現在の学校・仕事への影響に不安
英国の公的な国際文化交流機関であるブリティッシュ・カウンシル(東京センター:東京都新宿区、駐日代表:ジェイスン・ジェイムズ)は、若年層を対象に海外留学に関するアンケート調査を実施しました。
インターネット調査により、15歳から34歳の若年層1,987人へスクリーニング調査を実施した後、留学に興味のある層に本調査を実施しました。本調査は、高校生(15~18歳)、4年生大学生・大学院生(19~26歳)、22~24歳、25~29歳、30~34歳の5グループに分け、それぞれ男女50名合計500名を対象に行いました。
ブリティッシュ・カウンシルは今後も、英国留学の情報発信につとめ、日本から多くの方が英国に留学され、両国のより良い関係に繋がることを願っています。
<主な調査結果> ※詳細はこちら(PDF 235KB)でもご覧頂けます。
- 学生は半数以上が、職業従事者は大手企業の社員ほど、留学に興味がある。(単一回答)(n=1987)
- 5年前と比較し留学への興味は30.8%が「高くなっている」、50.6%が「変わらない」、18.6%が「低くなっている」。(単一回答)(n=1987) 興味が低くなった理由は、「海外生活への憧れがなくなった」(25.1%)、「再就職が難しい」(21.4%)。(複数回答)(n=370)
- 留学のメリットは、「語学」(70%)、「異文化に触れる」(59.6%)、「コミュニケーション能力がつく」(55.0%)、「行動力がつく」(50.6%)、「自信がつく」(50.4%)など個人のスキルに関わる回答が半数。キャリアアップ、就職などへメリットを感じている人は少ない。(複数回答)(n=500)
- 留学のデメリットは、「治安」(54.8%)、「費用」(46.4%)、「現在の仕事を辞めたり、休職・休学しなければならない」(46.4%)。(複数回答)(n=500)
- 興味のある留学種別としては、語学留学への興味が約半数。大学、大学院への興味は1割程度。(複数回答)(n=500)
- 留学先の選択肢は英語圏が圧倒的。1位:米国(71%)、2位:オーストラリア(48.4%)、3位:英国(47.4%)。(複数回答)(n=500)
- 最も留学したい国は、米国が1位(33%)で、英国13.2%、オーストラリア13.0%が続く。(単一回答)(n=500)
<調査概要>
■ 調査方法:インターネット調査(株式会社クロス・マーケティングに委託)
■ 調査対象:日本全国の15歳から35歳の男女
■ 1,987人にスクリーニング調査を実施した後、留学に興味のある層に本調査。本調査は、高校生(15~18歳)、4年生大学生・大学院生(19~26歳)、22~24歳、25~29歳、30~34歳の5グループ別に、それぞれ男女50名合計500名対象。
■ サンプル:インターネット調査会社(株式会社クロス・マーケティング)のモニター
■ 実施時期:2010年4月23日~4月27日
<ご参考資料>
質問:あなたは留学に興味がありますか。(単一回答)(n=1987)
「興味がある」または「やや興味がある」と答えた人を職業別で見ると、学生では、高校生、大学生、大学院生の半数以上を占めている。職務従事者では、大手企業会社員で62.8%、公務員で60.9%である一方、中小企業では53.8%に留まっている。
質問:5年前に比べ、あなたの海外留学の興味はどのように変化しましたか? (単一回答)(n=1987)
30代を除く全世代で、「興味度が高くなっている」が「低くなっている」を上回った。留学興味度は、若い世代ではむしろ以前と比べ高くなっているといえる。全世代で、「興味度は変わらない」という回答が約半数を占めた。
質問:海外留学への興味について、「低くなっている」とお答えになった理由をお聞かせください。(複数回答)(n=370)
質問:留学で得られるメリットはどのようなことだと思いますか。(複数回答)(n=500)
個人のスキルに関わる回答が半数以上を占めた。キャリアアップ、就職などへメリットを感じている人は少ない。
質問:あなたはどのような留学に興味を持っていますか。(複数回答)(n=500)
興味のある留学種別としては、語学留学が約半数を占めた。大学、大学院は1割程度に留まっている。
質問:海外留学を検討する際、あなたはどこの国が留学先の選択肢に入りますか。(複数回答)(n=500)
留学先の選択肢は英語圏が圧倒的で、上位5カ国を英語圏の国が占めた。
質問:海外留学を検討する際、最も留学したい国はどこですか。(単一回答)(n=500)
最も留学したい国は、米国が1位(33%)で、英国13.2%、オーストラリア13.0%が続く。