[共同発表資料]
大和日英基金
ブリティッシュ・カウンシル
大和日英基金東北スコラーシップ(ブリティッシュ・カウンシル提携)、対象奨学生19名決定
―湯島天神で英国留学の学業成就祈願、駐日英国大使が激励―
日英の相互理解を支援する英国の団体である大和日英基金(本部: 英国ロンドン、事務局長: ジェイスン・ジェイムズ)と英国の公的な国際文化交流機関であるブリティッシュ・カウンシル(所在地: 東京都新宿区、駐日代表: ジェフ・ストリーター)は、奨学基金「大和日英基金東北スコラーシップ(ブリティッシュ・カウンシル提携)(以下、東北スコラーシップ)」において、本年度の対象奨学生19名を選出しました。
東北スコラーシップは、東日本大震災で被災された学生の英国留学を支援するために設立された奨学基金で、2011年6月3日から8月31日まで募集されました。奨学基金総額は25万ポンド(約3,375万円 ※)で、2011年から2013年にわたって運営されます。
本日10月25日、19名の奨学生のうち10名が、学問の神様として名高い湯島天満宮(湯島天神)(東京都文京区)を参拝し、英国での学業の成就を祈願しました。参拝には、ディビッド・ウォレン駐日英国大使、ブリティッシュ・カウンシル駐日代表ジェフ・ストリーター、大和日英基金副理事長 同前雅弘(どうぜんまさひろ)が参加しました。参拝後、奨学生はウォレン大使と懇談し、直接激励を受けました。
ウォレン大使は奨学生に以下の通り、激励の言葉をかけられました。
「皆様と共に、学業の神様である湯島天神において、英国での学業成就の祈願ができましたことを大変嬉しく思っております。英国国民はこの度の東日本大震災に、衝撃を受け、また深い悲しみを感じております。この困難の時に、多くの英国人が日本を支援し、日本との結び付きを強化したいと思っています。『大和日英基金東北スコラーシップ(ブリティッシュ・カウンシル提携)』もそうした支援の一つです。皆さんが、英国での留学生活において、多くの経験をされ、実り多い学業生活を送られますことを心より願っております。英国を代表して、皆様のご成功をお祈りします」
※ 1ポンド ≒ 135円で換算
ご参考資料
大和日英基金東北スコラーシップ(ブリティッシュ・カウンシル提携)について
「大和日英基金東北スコラーシップ(ブリティッシュ・カウンシル提携)」は、大和日英基金が、英国の公的な国際文化交流機関であるブリティッシュ・カウンシル(日本)と提携し、東日本大震災被災地域の学生支援のために設立した奨学基金です。奨学基金総額は25万ポンド(約3,375万円 ※)です。
※ 1ポンド ≒ 135円で換算
- 募集期間: 2011年6月3日から2011年8月31日
- 応募資格:
高卒以上の、日本国籍の方、あるいは、日本に特別永住権のある方で、東日本大震災被災地域の方、あるいは、同地域出身の方(現在英国で学んでいる方含む)
2011年 - 2013年に英国の教育機関で一定期間学ぶことを希望する方
明確な目的を持ち、かつ経済的に困難な状況にある方
- 奨学金対象コース: 2011年、2012年、2013年に開講される以下のコース
全教科における、大学学部または大学院レベルの学位取得目的のコース(大学進学準備コースや修士号準備コースなどを含む)
博士課程または博士号取得後の研究プログラム
大学や専門学校における職業訓練コース
英語コース(例: 学業開始前の英語準備コースや語学学校の夏期コースなど)
- 助成額: ケースごとに異なります。各申請に応じ、学費、生活費、渡航費などを支給。
- 選考課程:
コース期間が3ヶ月以下: 書類選考のみ。
コース期間が3ヶ月を超える場合: 書類選考(一時選考)通過者に、東京またはロンドンで2011年9月下旬に面接(二次選考)実施。
2011年10月中旬に結果通知
大和日英基金について
大和日英基金(The Daiwa Anglo-Japanese Foundation)は、1988年、大和證券株式会社(当時)の寄付により、英国の非営利団体(チャリティ)として設立されました。英国と日本の相互理解の促進を目的に、大和ジャパンハウス(ロンドンの基金本部)、東京事務局において、個人・団体のプロジェクトへの助成、学生・学術研究者の人物交流・共同研究の機会提供・研究促進の支援、奨学金授与、英国にて日本理解を促進するイベント開催などの活動を行っています。