[共同発表資料]
ブリティッシュ・カウンシル
公益財団法人日本英語検定協会
英語運用能力試験「IELTS(アイエルツ)」
世界受験者数200万人突破
-日本では東京大学が導入、主要30大学以上で採用へ-
留学や海外移住に必要な英語力を評価する国際的な英語運用能力試験「IELTS (International English Language Testing System)(アイエルツ)」の全世界の運営を担う、IELTS本部は、2013年5月28日付で、2012年6月から2013年5月の1年間の全世界でのIELTS受験者数が、対前年比で11%伸び、200万人に達したと発表しました。世界での受験者数は18年間連続で増加しており、英語運用能力試験としては、世界最大級を誇ります。
日本ではIELTSは、英国の公的な国際文化交流機関であるブリティッシュ・カウンシル(所在地:東京都新宿区、駐日代表:ジェフ・ストリーター)と公益財団法人日本英語検定協会(所在地:東京都新宿区、理事長:油井 直次)(以下、英検協会)の、共に非営利の2団体により、共同運営されています。日本での受験者数も毎年増加しています。
2013年度には、東京大学教養学部での採用が決まり、東京大学の300人の新入生が、総合的な英語能力測定のためにIELTSを受験することになります。日本では現在、東京大学のほか、京都大学、大阪大学、国際基督教大学など、日本の大学のグローバル化を牽引する30大学以上で団体受験という形で採用されています。
IELTSは、実際のコミュニケーション状態に近い形式で英語力を測定するスピーキングテストを、機械に対してではなく、ネイティブスピーカーとの対面式でおこなっています。総合的な英語力を評価するテストであるため、一般的にIELTSスコアを上げるだけの試験対策は難しいと言われており、IETLSの試験対策としては、総合的な英語スキルの習得が鍵です。このため、本当の英語能力を評価することができ、英語での交渉力や論理性を測る試験として大学からの導入が増えています。
現在、世界135の国と地域において、約8,000の教育機関、国際機関、政府機関が、現実に即した英語のコミュニケーション力を測る信頼性のある指標として、IELTSを採用しています。米国ではアイビーリーグ(ブラウン大学、コロンビア大学、コーネル大学、ダートマス大学、ハーバード大学、ペンシルベニア大学、プリンストン大学、イエール大学)のすべての大学を含む、約3,000のコースで認められています。
ブリティッシュ・カウンシルと英検協会は、多くの日本人の若者がIELTSを通して、世界に通用する英語力を身に着け、世界で活躍することを期待しています。そのために、引き続き、IELTSの有用性の認知向上と普及のために、日本の関係機関に情報提供を行っていきます。
IELTSについて
IELTS(アイエルツ)はInternational English Language Testing Systemの略称で、留学や海外移住に必要な英語力を評価する国際的な英語運用能力試験です。世界でもっとも受験者数が多い試験のひとつで、英語能力試験のグローバルリーダーです。全世界での受験者数は年間200万人(2013年5月現在)にのぼります。世界中で信頼性と公平性が認められており、現在、英国、米国、オーストラリア、ニュージーランドを含む135の国と地域において、約8,000の教育機関、国際機関、政府機関が、現実に即した英語のコミュニケーション力を測る信頼性のある指標として、IELTSを採用しています。ブリティッシュ・カウンシル、IDP:IELTSオーストラリア、ケンブリッジ大学英語検定機構(Cambridge English Language Assessment)により共同運営されています。
IELTSは合格・不合格を設けず、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングそれぞれの能力を1から9のバンドスコアで評価します。1は「英語を全く解さない」、9は「ネイティブ並みに流暢に英語を操る」などとなっており、4セクションのスコアをすべて加味して平均総合スコアを算出しています。
日本では、2010年4月より、公益財団法人日本英語検定協会とブリティッシュ・カウンシルが共同で運営しています。
公益財団法人 日本英語検定協会について
公益財団法人日本英語検定協会は、1963年4月、『実用英語の普及と向上』を目的として設立され、“英検”の名称で親しまれている「実用英語技能検定」の実施とその証明書の発行を主要事業とし、併せて、児童向けのゲーム感覚リスニングテストである「児童英検」、ビジネスマン向け英語テスト「BULATS」を実施しています。
公式ホームページ www.eiken.or.jp