英国国際文化交流機関（ブリティッシュ・カウンシル）の財務状況に関して複数の報道がございましたので、以下の通り改めてご説明申し上げます。
当組織の財務状況について
世界中の多くの組織と同様に、ブリティッシュ・カウンシルの収入は世界的な新型コロナウイルス感染症（COVID-19）のパンデミックにより深刻な影響を受けました。英国政府は、当組織の運営を維持するための融資を行いました。
ブリティッシュ・カウンシルは、長期的な財務の持続性を確保するために必要なあらゆる措置を講じています。英国政府に対しては、英国および世界中の何百万人もの人々の平和と繁栄を支援するという私たちの使命を継続できるよう、現在の財政的負担を軽減するための緊急措置を講じるよう求めています。
日本での活動について
ブリティッシュ・カウンシルは、次世代を担う子どもたちが英語を学ぶためのサポートをはじめ、教育、芸術、文化の分野におけるさまざまなプログラムを通じて、英国と日本のより緊密な関係構築に情熱を注いでいます。東京都教育委員会のパートナーとして中学校英語スピーキングテスト（ESAT-J）事業を推進していく私たちの姿勢に変わりはありません。
過去７２年間、日本はブリティッシュ・カウンシルが深く関わって来た重要な国です。この長い年月を通じ、私たちは、あらゆる活動分野において、英国と日本との間に広範なネットワーク、つながり、パートナーシップを築いてきました。課題は存在しますが、財政的な問題は、グローバルな役割と業務の継続に影響を与えるものではなく、ブリティッシュ・カウンシルの日本での業務は中断することなく継続いたします。その中でも東京都の中学校英語スピーキングテスト事業は、私たちの最重要事業と位置付けられています。