英国の公的な国際文化交流機関であるブリティッシュ・カウンシル(所在地:東京都新宿区 駐日代表:マシュー・ノウルズ)は、英国の文化芸術を日本に紹介すると共に、日英のアーティストや文化芸術関係者をつなぐオンライン・フェスティバル「#CultureConnectsUs」を2020年10月23日にスタートしました。
「#CultureConnectsUs」は、同日に調印された日英包括的経済連携協定を祝してスタートし、日本先行で特別配信されるサー・サイモン・ラトル指揮ロンドン交響楽団によるコンサートを皮切りに、今後約6か月にわたり英国のアーティストや文化芸術団体による多様な作品をオンラインで日本にお届けするほか、日英両国の文化芸術関係者の新たなコラボレーションを推進するオンライン・プログラムを行います。
ブリティッシュ・カウンシルは、英国の文化芸術分野のクリエイティブで革新的な取り組みを紹介し、英国と日本の国際的なコラボレーションを促進しています。また、日英のアーティストと文化芸術機関をつなぎ、社会における文化芸術の役割や共通の課題について話し合う機会をつくり提供しています。
2020年秋から2021年の春にかけて開催するオンライン・フェスティバル「#CultureConnectsUs」を通じて、ブリティッシュ・カウンシルは、日英の文化芸術分野の新型コロナ感染症による影響からの回復に向けて、日英間の活発な交流を推進していきます。
新型コロナウィルス感染症の影響で、日英間の渡航が制限されている中、同フェスティバルでは、ブリティッシュ・カウンシルのウェブサイト、ソーシャルメディアを通じて、英国ロイヤル・オペラやサドラーズ・ウェルズ劇場などの舞台公演、ナショナル・ギャラリーなど英国の美術館のコレクション、アクラム・カーンほか、英国のアーティストのインタビューなど、英国の多様な文化芸術をオンラインで紹介します。さらに、グレイアイ・シアター・カンパニーによる日本、英国、バングラデシュの障害のあるアーティストの国際共同制作をはじめ、ブリティッシュ・カウンシルが推進する文化芸術関係者のコラボレーションの活動などをオンラインで展開します。
ブリティッシュ・カウンシル駐日代表マシュー・ノウルズは、同フェスティバルについて以下のようにコメントしています。「日英の活力に満ちた文化的なつながりは、両国間の友好と相互理解を育くむために欠かせません。文化交流は、同じ価値観を共有すると共に、違いから学ぶことの大切さ教えてくれます。互いの文化を知ることで、相互の理解が深まり、ひいてはビジネス活動にもつながるでしょう。パンデミックの時代において、クリエイティブなアートは、文化芸術分野の回復のために私達が共に取り組むための力を授けてくれます」
ブリティッシュ・カウンシル アーツ部長 湯浅真奈美は以下のように述べています。「国境を越えた人の行き来が難しい現在、オンライン・フェスティバルでは、英国の文化芸術を新たな形で楽しむ機会を日本の皆さんに提供するとともに、いかに文化が人々をつなぐのか考えていきます。また、私たちは両国のアーティストと文化芸術を率いる方々が経験と知識を共有し、新たなパートナーシップを築いていただけるよう支援していきます」
「#CultureConnectsUs」のプログラムの詳細についてはウェブサイトをご覧ください
www.britishcouncil.jp/uk-japan-2019-20/ccu-online-festival
日英交流年「UK in JAPAN」について
オンライン・フェスティバル「#CultureConnectsUs」は、ブリティッシュ・カウンシルと駐日英国大使館が共に展開する日英交流年「UK in JAPAN」におけるプログラムです。
「UK in JAPAN」は、日本と英国との関係を一層緊密にし、未来志向型グローバル・リーダーとしての連携をさらに深めることを目的として、ビジネス、イノベーション、文化、芸術、教育の各分野で様々なイベントやプログラムを実施しています。2019年秋のラグビーワ―ルドカップ開催にあわせて開始された日英交流年は、新型コロナウイルス感染症の拡大と東京オリンピック・パラリンピック競技大会の延期を受けて一時中断しましたが、2020年9月に再開、2021年秋まで開催することとなりました。日英両国がどのように感染症の影響から回復し、世界全体の持続可能な復興を支援できるかをテーマにした多様なプログラムも展開していきます。