ブリティッシュ・カウンシル駐日代表にジム・ブースが就任 ―日英の人と人をつなぐ文化交流、英語と教育を通じた若者の国際化支援に注力
英国の公的な国際文化交流機関であるブリティッシュ・カウンシル日本事務所(所在地:東京都新宿区)は、2024年8月1日付で、駐日代表にジム・ブースが就任したことをお知らせいたします。また、同日付で駐日英国大使館文化参事官にも就任しました。
新たに駐日代表に就任したジム・ブースはブリティッシュ・カウンシルで20年以上にわたり、英国と世界を結ぶ国際文化交流の豊富な経験を積んでいます。着任にあたり、次のような抱負を述べています。
「1953年に日本事務所が設立されてから70年にわたり、私たちは文化芸術、教育、英語において、日本の優れた専門家や政策立案者の皆さまと協働し、多くの日本の若者たちと交流を深めることで、相互理解と信頼を育んできました。この礎の上に立ち、日英のさらなる繁栄と平和を築いていくため、両国の人々をつなぐ活動に全力を尽くしていきます。特に、ブリティッシュ・カウンシルが専門知識と長年の経験をもつ英語と教育を通して、若者たちが自信をもって国際化する社会で活躍できるよう、日本のパートナーとの協働を一層推進していく所存です」
ジム・ブース(Jim Booth)略歴
2001年、ブリティッシュ・カウンシルのロンドン本部に入職。最初の職務は、ロンドンとイングランド南東部で、英国の奨学金を受けた海外の留学生と大学との連携を担当するものでした。その後、文化・教育事業プログラムの運営に携わり、ロンドンとネパールに拠点を置きながら、ヨーロッパおよび東南アジアでの大規模な組織改革プログラムを主導しました。続いてロンドン本部に戻り、ブリティッシュ・カウンシルのITおよび財務部門の改革を率い、インドに初めてのシェアードサービスセンターを設立しました。
その後、パキスタンのイスラマバードにおいて、国内の何百万もの若者たちが参加する文化・教育プログラムを指導。その後、インドのニューデリーに移り、ブリティッシュ・カウンシルで最大級の組織であるインドの管理監督を行う最高執行責任者(COO)に就任しました。3年の任期を経て、アフガニスタン代表に就任し、アフガニスタンの多くの若者との交流を強化する活動に取り組みました。ジムはこの時の経験を非常にやりがいのあるものとし、困難な状況下で素晴らしいパートナーや同僚と共に働くことができたと述べています。
その後ロンドン本部に戻り、新型コロナウィルスの世界的な流行による様々な課題からの回復を目指し、文化・教育活動に重点を置いた組織全体の変革プログラムを監督しました。その後、日本に着任する前は、ケニアを拠点とするサブサハラ・アフリカ地域のビジネスディレクターとして、地域全体においてブリティッシュ・カウンシルの文化・教育プログラムの実施を指導しました。
ジムは、英国とアフガニスタンの文化交流促進に貢献した功績が認められ、チャールズ3世国王からOBE(大英帝国勲章)を授与されました。余暇には、ドラム演奏、ハイキング、スポーツ観戦、さらに自身もスポーツを楽しんでおり、特にクリケットに熱心です。