Playful Welcome! ― アートとテクノロジーで東京と世界をつなぐ
政府が2020年の訪日外国人観光客数の目標値を年間2000万人から4000万人に倍増することを掲げる中、訪れる外国人の心を惹きつけ、日本各地の魅力を伝える体験を生み出すクリエイティブな手法の開発が期待されています。
そうした社会の流れのなか、「都市」と「人」を豊かにするクリエイティブなアイデア創出を促進する英国発のイノベーションプラットフォーム、Playable City Tokyoが2015年に東京でスタート。2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向け、大規模な都市開発が相次ぐ東京をフィールドに、日本と英国のアーティスト、デザイナー、技術者、テクノロジスト、建築家など、多様なバックグラウンドの人々が、アイデア、技術を共有するプラットフォームを構築し、東京の未来のビジョンを描いています。
2016年12月初旬には、日本と英国のアーティスト、クリエイターが参加して、「Playful Welcome!」をテーマにクリエイティブラボを開催。国内外のクリエイティブな視点を取り入れ、東京が持つ文化や歴史などの資産と最新のテクノロジーが融合した新しい都市体験を創出し、2020年に向けて人々により豊かで魅力的な体験を提供できる土壌形成のためのリサーチを行いました。
本フォーラムでは、さまざまな立場で都市づくりに関わる方とPlayable Cityの視点で都市の未来の姿についてトークを展開。クリエイティブラボで生まれたアイデアを共有しながら、誰もが未来の都市形成に参加でき、都市の魅力を体験できる共生社会実現に向けて、クリエイターやテクノロジーの役割を考えます。また、2012年のロンドン五輪を機に英国で見られた都市と人の関係性の変化にも触れながら、2020年に向かう東京、そして日本全国の都市に、世界に日本の魅力をより鮮やかに伝えるためのヒントを提示します。
開催概要 ※このイベントは終了しました
日時:2016年12月11日(日)15:00-17:30
会場:アークヒルズカフェ (東京都港区六本木1-3-40 アークヒルズカラヤン広場・スペイン坂口)
主催:株式会社ライゾマティクス、ブリティッシュ・カウンシル
メディアパートナー:『WIRED』日本版
※本プロジェクトは、内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局の委託により、平成28年度オリンピック・パラリンピック基本方針推進調査として実施しています。
スピーカー(敬称略、五十音順)
有坂 庄一(TechShop Japan 代表取締役社長)
齋藤 精一(株式会社ライゾマティクス 代表取締役社長)
クレア・レディントン(ウォーターシェッド クリエイティブディレクター)
若林 恵(『WIRED』日本版 編集長)
Playable City について
「遊び」をキーワードに、テクノロジーを用いて都市の未来を考えるPlayable Cityは、英国ブリストルのメディアセンター、ウォーターシェッドが2012年に立ち上げたイノベーションプラットフォーム。英国で最もクリエイティブな都市のひとつとも言われるブリストルを拠点とする同センターは、世界のクリエイターを対象にPlayable City International Awardを展開するなど、遊び心とテクノロジーによって、都市という公共空間を舞台に人と人、人と都市をつなぐアイデアを発掘しています。