社会イノベーションフォーラム-会場風景_09.07.2012
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Futures

「なぜ今、企業が社会イノベーションに取り組むのか - 未来を予見し、セクターの壁を越えることによる社会的価値の創造 - 」要旨(2012年7月9日開催)

社会イノベーションの必要性への考察・共有から、ワークショップまでを行いました。

現在我々を取り巻く国際的な社会的、環境的課題はより複雑化、多様化しており、もはや企業や行政、その他の組織が単体では解決できない状況となっています。この現状を変え、社会イノベーションを通して新たな社会的価値を創造するためには、セクターを超え対話をし、協働する事が求められています。

このような背景のもと、英国の公的な国際文化交流機関であるブリティッシュ・カウンシルと、社会起業家支援を実施するNPO法人ETIC.は、2012年7月9日(月)、日本財団の協力のもと「なぜ今、企業が社会イノベーションに取り組むのか」フォーラムを開催しました。

第一部では、今年2月に開催した「社会イノベーションを創出するビジネスリーダーのための英国スタディーツアー」 の成果をもとに、「なぜ、ビジネスセクターが社会イノベーションの創出にとりくまなければならないのか」という問いを中心に、基調講演とパネルディスカッションを実施しました。将来起こりうる社会的課題に焦点をあて、社会イノベーションを包括した企業戦略をたてることや、革新的な活動を展開するソーシャル・エンタープライズやNPOなど、多様なステークホルダーと対話を通した協働を進めることの重要性を、事例を交えて共有しました。

第二部では、異なる3つのテーマで分科会を実施しました。私たち個人、またそれぞれの組織が、社会イノベーションを創出するエコシステムの中でどのような役割を持ち、次へのアクションへとつなげる事ができるのかという問いについて、ワークショップを通して共有知を広げました。

【関連資料】
当日のプレゼンテーション、パネルディスカッション、分科会の内容をまとめました。それぞれのスピーカーが使用したスライド資料とあわせてページ下のダウンロードリンクよりアクセスいただけます。

【プログラム】

■ 第一部

13:00 - 13:30

基調講演「社会イノベーションの未来」
スピーカー:アマンダ・フェルドマン [ Volans エンゲージメント・マネージャー ]

13:30 - 15:00

パネルディスカッション「セクターを越え、社会イノベーションの創出へ - 変容するビジネスの役割」
モデレーター: 宮城 治男 [ NPO法人ETIC. 代表理事 ]
パネリスト:  アマンダ・フェルドマン [ Volans エンゲージメント・マネージャー ]
      プレゼンイメージ 
      伊藤征慶 [ ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社 ヘッド・オブ・コミュニケーション]
      プレゼンイメージ
      市川アダム博康 [ 株式会社損害保険ジャパン CSR・環境推進室 室長代理 ]
      プレゼンイメージ 

■ 第二部

15:00 - 18:00

分科会1
Futures: Inspiring Social Innovation
‐ 社会イノベーション x サクセスフル・エイジング ‐
主催: ブリティッシュ・カウンシル、株式会社富士通研究所、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)、株式会社フューチャーセッションズ

分科会2
被災地から日本の未来を考える - 被災地の課題と住民が主役のコミュニティづくり -
主催: NPO法人ETIC.

分科会3
社会イノベーション x 社会との共感共有
主催: 公益財団法人日本財団

【開催概要】
日時: 2012年7月9日(月)13:00 - 20:00
会場: 公益財団法人日本財団 
主催: ブリティッシュ・カウンシル、NPO法人ETIC.
協力: 公益財団法人日本財団、株式会社富士通研究所、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)、株式会社損害保険ジャパン、ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社

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