寮の外観

コロナ禍で渡英してからの留学生活の紹介

「夢にまで見たイギリス留学!」でしたが、渡英直前になると、コロナ禍だし、英語も不安だし、寮に住むけど生活はどうなる等々、少しずつ心配が膨らんでいきました。

しかし、実際にこちらに来てみると想像していたよりも暮らしやすい環境が整っていました。そして、大学ではコロナ禍におけるさまざまなサポートもされています。一番印象的だったサポートは、渡英直後に隔離期間が必要な生徒への食事の配布でした。

それは、突然でやってきました。入寮してすぐのある日、突然に私の部屋のドアがノックされました。まだ、大学に知り合いもいなかった頃です。恐る恐る開けてみるとドアの前に食料が入った紙袋がポツンと1つ置かれていました。何が起こったか理解できずに紙袋を見つめていると、廊下の端の方でスタッフらしき人が「あなたの食事!」と叫んでいました。「私の食事!?何かの間違いに違いない!!」と思い、直ちに寮の受付へ連絡しました。すると、受付の方からコロナ禍の渡英により隔離期間のある生徒に対して、期間中外出できなくて食事に困らないように配っていて、この食事は私の分だと教えてもらいました。

実際に配布された食事の袋
寮の部屋の様子

私は自分で持ってきた食料がありましたし、非常に驚きましたが、このような留学生に配慮したサポートがあることを知って、ありがたいと思ったのと同時に、ここであれば、留学期間、しっかりやっていけると感じました。

その後も、私の場合はキャンパス内の寮に住んでいることもあり、何か困ったことやわからないことがあれば寮の受付へ連絡するだけで良いので、特に困ることや不便を感じることなく暮らせています。さらに、大学が主催しているイベントや毎週キャンパスのラボで行われるワークショップで友達もできて、コロナ禍ではありながら充実した学生生活を送っています。(2022年1月)