2012年 04月 11日 (水曜日)

[共同発表資料]
大和日英基金
ブリティッシュ・カウンシル

―東日本大震災被災地域学生の英国留学を支援―
大和日英基金東北スコラーシップ(ブリティッシュ・カウンシル提携)
2012年度奨学生募集

大和日英基金(本部:英国ロンドン、事務局長:ジェイスン・ジェイムズ)と英国の公的な国際文化交流機関であるブリティッシュ・カウンシル(所在地:東京都新宿区、駐日代表:ジェフ・ストリーター)は、東日本大震災被災地域学生の英国留学支援のための奨学基金「大和日英基金東北スコラーシップ(ブリティッシュ・カウンシル提携)」(以下、東北スコラーシップ)の2012年度奨学生を募集します。

奨学生の対象は、英国の教育機関で一定期間学ぶことを希望する高卒以上の方で、東日本大震災の被災者の方、特に、宮城、福島、岩手の3県の、被害の大きかった地域の方からの応募を奨励します。現在英国で学んでいる被災地出身の方で、英国で学業を継続するために資金面での支援を必要とする方からの応募も受け付けます。

奨学金が支給されるのは2012年、2013年に開講される以下のコースです。

  • 全教科における、大学学部または大学院レベルの学位取得目的のコース(大学進学準備コースや修士号準備コースなどを含む)
  • 博士課程または博士号取得後の研究プログラム
  • 大学や専門学校における職業訓練コース
  • 英語コース(例:学業開始前の英語準備コースや語学学校の夏期コースなど)

助成額はケースごとに判断され、それぞれの学習計画に沿った学費、生活費、渡航費などが支給されます(申請上限額※:2万ポンド(約270万円※2))。応募時に具体的な将来の展望や資金計画を示す必要があります。奨学金は、明確な目的を持ち、かつ経済的に困難な状況にある方に優先的に提供されます。

東北スコラーシップは、東日本大震災で被災された学生の英国留学を支援するために2011年6月に設立されました。奨学基金総額は25万ポンド(約3,375万円 ※2)です。大和日英基金とブリティッシュ・カウンシルは、単年ではなく複数年の支援を目指し、本奨学基金を2011年から2013年の3年にわたって運営しています。初年度の2011年度には19名の奨学生が決定しました。

※    状況により、上限額以上支給される場合もあります。
※2  1ポンド≒135円で換算

大和日英基金東北スコラーシップ(ブリティッシュ・カウンシル提携) 2012年度募集要項

  • 応募資格:
    高卒以上の、日本国籍の方、あるいは、日本に特別永住権のある方で、東日本大震災被災地在住の方、あるいは、同地方出身の方
    2012年~2013年に英国の教育機関で一定期間学ぶことを希望する方
    明確な目的を持ち、かつ経済的に困難な状況にある方
    ※給付を受けるためには、必ず英国の教育機関においてコースを履修する許可を得る必要があります。
  • 出願方法:ブリティッシュ・カウンシルのウェブサイトから出願書類をダウンロードし、必要な内容を明記のうえ、郵送にて提出。
  • 出願先:ブリティッシュ・カウンシル 大和日英基金東北スコラーシップ係 〒 162-0825  東京都新宿区神楽坂1-2
  • 応募締切: 2012年6月15日

※ 詳細はブリティッシュ・カウンシルのウェブサイトをご覧ください。ご質問のある方はウェブサイトの「よくある質問」をご覧ください。
※ コース期間が3ヶ月以下の場合、選考は書類選考のみとなり、通過者には2012年8月上旬に結果が通知されます。
※ コース期間が3ヶ月を超える場合は、書類選考通過者に対しロンドン(2012年7月10日(火)・11日(水)実施予定)または東京(2012年7月18日(水)・19日(木)実施予定)にて面接を行います。一次選考(書類)の通過者には2012年7月上旬、二次選考(面接)の通過者には8月上旬、結果を通知します。

 

大和日英基金について
大和日英基金(The Daiwa Anglo-Japanese Foundation)は、1988年、大和證券株式会社(当時)の寄付により、英国の非営利団体(チャリティ)として設立されました。英国と日本の相互理解の促進を目的に、大和ジャパンハウス(ロンドンの基金本部)、東京事務局において、個人・団体のプロジェクトへの助成、学生・学術研究者の人物交流・共同研究の機会提供・研究促進の支援、奨学金授与、英国にて日本理解を促進するイベント開催などの活動を行っています。
ウェブサイト: www.dajf.org.uk

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