新学習指導要領では、英語4技能の1つ「話すこと」が、「やり取り」と「発表」に分けられました。即興的で自発的な「やり取り」ができるようにする指導については、教師から不安や悩みを聞くことがありますが、簡単に取り組める指導のコツがあります。「やり取り」の授業改善のための具体的なテクニックについて、代表的なものを動画でご紹介します。この動画は東京書籍とのコラボレーションで実現しました。
動画1 モデルの提示と有用表現の導入(12分23秒)
話せない理由として、「何を言っていいかわからない」「明確な意見がない」「英語でなんと言ったらいいかわからない」場合があります。そんな時には、言いたい内容を思いつくような支援を行ったり、わかりやすいモデルを提示すると効果的です。
動画2 ディスカッションの力を育てる段階的支援(7分45秒)
「やり取りが一方的」「質問ができない」というような悩みはありませんか。「やり取り」を継続させるためには、そのための表現を教えたり、質問の仕方を練習するステップを取り入れます。上達のためには、段階的に、そして定期的に継続して行うことが大切です。
動画3 生徒の意欲を引き出すテーマ設定(7分4秒)
授業でスピーキングの練習をする時、「生徒が積極的に参加しない」「英語で話すのを恥ずかしがる」という悩みを聞くことがあります。これはテーマ設定で改善できることがあります。生徒のやる気を引き出し、英語で伝え合う意欲を高める、つまり話したくなるようなテーマの特徴を考えます。