2012年10月1日開催第2回Futuresセッション風景
第2回Futuresセッショングループワーク風景 ©

Futures

【高齢社会 X ベッドタウン】

-ベッドタウンから未来の社会システムを描こう-

日時:2012年10月1日(月)
会場:二子玉川 カタリストBA

第2回Futuresセッションのサブテーマは「Bedtown(ベッドタウン)」としました。これからのベッドタウンを都市近郊の象徴的なものとしてFuturesで考えることは、高齢社会における都市近郊の再設計や、企業や行政、そして働き方の、新しい意味や機能・活動の発見をもたらすと考えたからです。

第2回Futuresセッションでは、企業、行政、市民セクターから40名の方にご参加いただき、既存のベッドタウンが抱える課題を自分の視点で対話的に振り返りつつ、次の時代で求められる新しい町の姿を未来ニュースとして描きました。そして、グループに分かれ、高齢社会とベッドタウンの関係性やその役割、求められる機能について、明日からできる具体的な次のアクションを考えていきました。

セッションを通して、ベッドタウンの「内部の活性化」と「外部との関わり」を両立し、多世代が集まれる場としての「新しいベッドタウンモデル」、そしてそれを「支えるプラットフォーム」の姿が見えてきました。

なお、本セッションは、2009年に研究所10年ビジョン「ヒューマンセントリックなネットワーク社会の実現」を提示した株式会社富士通研究所のスポンサーシップにもとづき実施しました。高齢化社会と相まって、大きな社会的な変化が人口の大部分を占める都市部で起きるとするならば、それはどのような可能性をはらむものなのか、富士通研究所にとっても、人々の生活を社会インフラとしてITで支える富士通にとっても大きな関心事です。そんな思いが今回のテーマにこめられています。

【報告書およびビデオクリップ】

  • 報告書(PDF版はページ下のリンクよりダウンロードできます)

【プログラム概要】

13:00-17:00  セッション

Stage 1: ゲストトークによる新たな視点のインプット(英国のベッドタウン事情)
・日本というコンテクストとは違う部分から光をあてる

Stage 2: 「ベッドタウン」を自分視点で考える
  ・参加者各自のコンテクストを他者と共有することで新たな気づきを得る

Stage 3: 「ベッドタウン」を社会視点で考える
・すでに起きつつある「変化の兆し」から、今までとは異なるコンテクストの未来を描く。

Stage 4: 「ベッドタウン」を再構築する
・未来からのバックキャストで考え、今起こすべき具体的なアクションを描く。

17:30-19:30  ネットワーキング・交流会

【ファシリテーター】

原田博一 [株式会社富士通研究所ソフトウェアシステム研究所 研究員]

【主催・協力】

主催:ブリティッシュ・カウンシル、株式会社富士通研究所、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)、株式会社フューチャーセッションズ
協力:株式会社富士通研究所