英国の名門オーケストラ、フィルハーモニア管弦楽団もまた、世界的パンデミックの影響を受け、今期予定していた公演の多くをキャンセルしています。コンサートホールに観客を迎え入れての公演ができない期間も、多くの人にフィルハーモニアの音楽を届けようと、オンライン配信用に演奏を収録したコンサートシリーズ『フィルハーモニア・セッションズ』を展開。曲間にアーティストによる解説も挟んだ、各回60分程度の充実したプログラムです。
今回はベートーベンが生涯で2作品しか残さなかったバレエ音楽の1つ、『プロメテウスの創造物』の全曲を演奏する完全版。更に、英国の大御所俳優スティーブン・フライによる物語のあらすじのオリジナル・ナレーションとアーティストによるアニメーションが入った贅沢な公演です(YouTubeの字幕自動翻訳機能を使うと日本語字幕が表示できます)。作品解説を含むデジタルプログラム(英語)も読み応えがあります。世界的オーケストラの演奏をぜひご堪能ください。
プログラム:
指揮:エサ=ペッカ・サロネン
詳細:フィルハーモニア管弦楽団 公式サイト (英語)をご覧ください。
『フィルハーモニア・セッションズ』シリーズのコンサートは、フィルハーモニア管弦楽団の公式YouTubeチャンネルで無料配信されます。オーケストラの存続を支援するための寄付をウェブサイト(英語)で受け付けています。
このほか『ライブ・フロム・ザ・ロイヤル・フェスティバル・ホール』と題したコンサートシリーズの有料ライブ配信を行います。有料公演の詳しいプログラム、視聴方法はフィルハーモニア『ライブ・フロム・ザ・ロイヤル・フェスティバル・ホール』ページでご紹介しています。
フィルハーモニア管弦楽団
2020年に創団75周年を迎えた英国の名門オーケストラ。世界の名だたる名指揮者を迎え、世界トップクラスの演奏を誇ります。年間160を超える公演、映画、ゲームのサウンドトラックや、CDのための録音に加え、幅広い層の人にオーケストラ音楽の愉しみを広める教育プログラムにも力を入れています。