ロンドン・ナショナル・ギャラリーの内観、複数の絵画が展示されている部屋
The National Gallery ©

visitlondon.com/Jon Reid

Date
2021年 03月 24日 (水曜日)
18:0019:30

英国の文化芸術団体は、過去10年以上に渡り、デジタルテクノロジーを積極的に活用してきました。技術系の企業や研究機関とも連携し、テクノロジーを活用することで、オーディエンス層を開拓し、新たな芸術体験を生み出すとともに、デジタル技術の可能性を広げてきました。パンデミック以降は、この動きがさらに加速し、日本と同様、  先端のテクノロジーを取り入れた舞台公演の試みや、オンライン上でのフェスティバル開催、コミュニティへのラーニングプログラムなど、多様な取り組みが行われています。

2017年に英国政府が発表した政策文書「Culture is Digital(文化はデジタル)」では、文化芸術、クリエイティブ産業、テクノロジー分野の連携を促進させることによって、新たな文化的体験を生み出し、文化芸術分野およびクリエイティブ産業を強固なものとし、テクノロジーの持つ可能性が開花されることが示されています。また、アーツカウンシル・イングランドも、文化芸術団体のデジタルスキルを向上させ、テクノロジーパートナーやリサーチ分野と連携することにより、急速に変化を遂げる社会の中でよりダイナミックに活動していくよう働きかけています。デジタル技術を駆使して新しいアイディアを実践したり、データを活用してオーディエンスの動向を分析するなど、さまざまな側面でテクノロジーの必要性を訴求しています。

本フォーラムでは、アーツカウンシル・イングランド、ナショナル・ギャラリー、ロンドン交響楽団、エディンバラ・フェスティバル・フリンジからスピーカーを迎え具体的な事例を共有します。それぞれの団体がどのようにデジタル技術を活用しているか、パンデミック以前と今で何が変わったのか現状を捉えるとともに、今後テクノロジーを使って観客とどのようにつながりを作ることができるのか、政策的な視点も交えながらその未来について模索していきます。

開催概要

日時: 2021年3月24日(水) 18:00~19:30
主催:ブリティッシュ・カウンシル 
参加費:無料(日英同時通訳付き) 
使用プラットフォーム:Zoom(事前に参加URLをお送りします)
お申し込み方法専用申し込みフォームよりお申し込みください。

スピーカー

  • カール・スティーブンス(アーツカウンシル・イングランド オーディエンス・インサイト&イノベーション/音楽担当シニア・マネージャー)
  • ローレンス・チャイルズ(ナショナル・ギャラリー デジタルサービス部門長)
  • アンドラ・イースト(ロンドン交響楽団LSOディスカバリー部門長)
  • レイチェル・リーチ(作曲家、プレゼンター、アニマトゥール)
  • リンジー・ジャクソン(エディンバラ・フェスティバル・フリンジ・ソサエティ副チーフ・エグゼクティブ)

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音楽, 演劇&ダンス, 美術, 文化政策
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「UK in JAPAN」プログラム