研修のねらい (平成29年度改訂)

研修終了時に研修参加者が、特に次の項目において、新学習指導要領及び新しい英語教育の在り方の趣旨に沿った指導が実現できるようになることを目指す。

  1. モチベーションが継続する、楽しい英語学習方法を、体験を通して修得する。
  2. 小学校における外国語活動及び、外国語科について、体験を通してより深く理解し、授業での実践に役立てる。
  3. 教師自ら主体的に英語を学び続けようとする態度を養う。

研修終了時には、英語力という点から、研修参加者は次のことができるようになっている。

  • 児童の実態に合わせて、適切な教室英語を使う(ほめ言葉、指示、説明など)。
  • より主体的に、自信をもって、ALT等と授業について話し合う。
  • 簡潔で、できるだけ正確な英語を使用して、言語活動を実施することができる。
  • 発音と綴りの関係について基本的なことを理解する。
  • 絵本を自信を持って生き生きと、児童の興味を引き付けるように読むことができる。

研修終了時には、教授法という視点から、研修参加者は次のことがよりできるようになっている。

  • 設定した目標を達成するために適切な活動を選択・配列し、実施する。
  • 児童の意欲を引き出すような、明確なめあてをもった活動を実施することができる。
  • 児童のコミュニケーションへの関心・意欲・態度を高める活動の種類を増やす。
  • 英語を多く使用する教室環境を作ることができる。
  • 児童の意欲を引き出し、語いや表現に慣れ親しませたり、習得させたりするために絵本を活用する。
  • 英語特有のリズムやイントネーション、語いや表現に慣れ親しませたり、習得させたりするために、歌を活用する。
  • 視覚的教材、身振り、表情や抑揚など、児童の理解の助けとなる手法を活用できる。
  • さまざまな活動を用いて、新しい語いや表現を指導できる。
  • 読むことや書くことに適した活動を行い、児童の意欲を引き出すことができる。
  • 児童が簡単で規則的な発音の単語を読むことができるように支援する。

研修終了時には、英語学習という視点から、研修参加者は次のことができるようになっている。

  • 自分自身の英語学習計画を立てる。
  • 自身で英語学習を進めるにあたり、さまざまな方策を活用する(多読など)。
  • 無料オンライン教材とその利用法について、より深く理解し、自身の英語力向上のために利用する。