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Kenichi Aikawa

参加者の声

アンケート等のコメントから、中央研修参加者、および推進リーダーによる研修を受けた受講者の声をご紹介します。

授業実践を経て、教員自身の変化

 研修で学んだ内容を授業で実践した先生方の感じた、先生自身の姿勢や実践の変化についてのコメントです。

小学校

  • 単元の流れを全体の目標に沿って立てる事ができるようになり、中央研修のスキルを導入する事によって充実して単元構成が出来た。
  • 授業のバリエーションが増え、流れにもリズムができた。

中学校

  • 今まで英語に対して消極的だった生徒が質問してきて、生徒の新たな一面(可能性)を見つけられてとても幸せでした。
  • 活動の幅が増えてきたと実感しています。これからも色々な視点でバランスよく言語活動を盛り込んでいけるようにしたいです。

高等学校

  • 教員としての考え方、評価方法、英語教育に対する熱意はとても高まったと思っています。日々何か新しいことを少しでも加えて行うことにより、私に対する期待が増えていくことを実感しました。
  • 英語が楽しく使えて、クラスメート同士の雰囲気が良くなった。クラス内に活気が生まれ、授業全体への取り組みが良くなった。
  • 中央研修で学んだ技術は、学習者の生徒の側に立ったもので効果的だった。特に、場面設定を明確にすること、語いのインプットを先にすることなどで生徒の興味を高め、理解を促すことができた。

授業実践を経て、生徒の変化

研修で学んだ内容を授業で実践した先生方の感じた、児童・生徒の反応についてのコメントです。

小学校

  • 子ども達は英語で物語を聞いて「英語の話が分かった」事を大変喜んでいた。(聞くこと)
  • 児童はすごく歌を楽しむようになったと感じる。意味が分かり言い方を覚えた事で自信を持って歌うようになり、明らかに声の大きさがこれまでとは異なっている。(聞くこと)
  • 以前はゲーム感覚だった授業態度も、学習する場の雰囲気へと変化していきました。
  • 英語を話す機会を意識的に増やしました。その中で、初めは消極的だった児童が、ゲームなどを通して活動する中でだんだんと使うことに慣れ、英語で他の児童とコミュニケーションを取るようになってきました(話すこと)
  • 「読むこと」については、研修で学んだアルファベットの音に特化した授業を実施できたおかげで、子どもたちが文字と音を一致できている実態が把握できた。また子どもたちが名称と音を意識するきっかけにもなった。(初期段階の読み書き)
  • My Summer Vacationの単元では、研修で教えて頂いた方法で、過去形がすんなり児童に理解できたように思います。(新教材の活用)

中学校

  • 生徒は日本語訳を求めたり、日本語で理解したいと思わなくなった。それは彼らが単にあきらめたのではなく、英語を話したいという気持ちが強くなったからだと思う。(教室英語)
  • 活動に自己関連性をもたせることによって、生徒の表現への意欲が高まった。「話そう」「書こう」という意欲の高まりを感じることができた。(自己関連性)
  • 簡単な英語であっても、生徒達は友達の考えを聞くのが楽しいと思ったり、もっと語彙や表現力を増やして自分が思っていることを書けるようになりたいと思うようになりました。英語を手段としてとらえ、動機付けにつながりました。(自己関連性)
  • 初めて見る単語でも、読もうとしたり、覚えようとする努力が見られました。生徒たちの中には、覚えることが苦手な生徒もたくさんいます。しかし、そのような生徒でも、スムーズに英語に触れていくことが出来るのはよかったです。(語い・表現)
  • 授業中生徒の顔が上がり、以前より音声に興味をもつようになったと思います。この活動では、恥ずかしがらずに、生徒同士が発音をしていました。(聞くこと)
  • 1分間トークなど、日頃から自己表現の場を与えていることも関係してか、新しい文法導入後のアクティビティでは積極的に、教師に質問したり、間違ってもいいから自分のいいたいことを言おうとする雰囲気ができてきた。
  • 単元毎のリスニングテストの平均点に上昇が見られる。また積極的に音読したり、発音を意識して読む生徒も見られるようになった。(聞くこと)
  • ライティングの活動においては高評価をとる生徒の割合が増え、書く活動への抵抗感が下がり、新たな知識を試したい場になりつつある。(書くこと)
  • 1分間トークを導入してみた。間違いは気にせず話すように促したところ、英語が多く聞こえるようになった。(話すこと)

高等学校

  • 生徒達の理解度は高く、またアンケートをとった結果、スピーキングの活動を入れることで、より理解が深まるだけでなく後々覚えている事が多いという事もわかりました。(話すこと)
  • 授業で生徒達は苦手な英作文を行っているが、「分からない」と投げ出さず、パートナーやグループの生徒からアイディアを得るなどして、自分達の課題を達成しようとする姿が見られた。(書くこと)
  • 生徒相互で評価し合うというスタイルに新鮮さを感じたのか、いつもに増して真剣に取り組み、パートナーからの評価、または採点結果を見てますますモチベーションが上がったという生徒が多かったように思います。(書くこと)
  • 数名の生徒から、毎レッスンでやって欲しいと言われた。数名の生徒が、本校で購読している英字新聞を読み始めるなど、教科書以外の英文に興味を持ち始めた。つまり、“ジグソー”により初めて読む英文に対する抵抗が少なくなったと言える。(読むこと)
  • 生徒の創造力が私の予想を超えていて、英語でツッコミを入れることも即興でできていた。イキイキと友達同士で英語で話している姿を見るととても感動した。(教室英語)
  • 以前から指示は英語で行っていたが、研修でICQ(instruction-checking questions)を学んだことで、生徒のインプットだけでなく、アウトプットへも好影響を与えることができ、非常に効果があったと感じる。(教室英語)
  • ライティングにおいて、限られた時間で、パラグラフを書けるようになってきた生徒が増えた。(書くこと)
  • 日本語訳を教師に求めなくなった。日本語訳がなくても、曖昧さに耐えながら内容をほぼ理解できる生徒が増えた。スキャニングやスキミング能力が伸びてきている。(読むこと)

推進リーダーの研修を受けた受講者の声

中央研修受講者による研修を受けた各地の受講者の声です。

小学校

  • 実際に活動することで、学んだことが身に付くとともに楽しく取り組むことができました。
  • コミュニケーションスキルとしての外国語活動という観点から、研修の内容にペアやグループでの実践的な活動が取り入れられていてよかったと思う。
  • 教員側とともに子どもの思考の流れや実態を考えた手立ても紹介され、自分でも活用できそうなものが多かった。
  • 読み聞かせがReadingではなくCommunicatingと知って目からうろこでした。外国語活動の時間だけでなく、朝読書の時間なども使って、たくさん子どもたちに読み聞かせしていこうと思いました。
  • どの講師の人も私たちと変わらない身近な教員という感じで親しみやすかったです。
  • 「英語が得意じゃなくても大丈夫」という雰囲気を作ってくださって安心して臨めた。
  • 体験談やアクティビティを交えながら、わかりやすくお話をしてくださったので、素晴らしい研修の行い方だったと思います。
  • 新学習指導要領の改訂のポイントがよく分かりました。
  • 新教材の活用について、子どもたちが自分で気付いたと思わせる場面設定やジェスチャーなど、少し難しさが軽減されたと感じる。
  • 教科書に沿って形式的に授業を進めていくのではなく、子どもの生活体験をもとに、本当に伝えたいことを引き出していくのが大切だと感じた。

中学校

  • 英語を使うことは大事だとわかっていたが、得意でない生徒への授業ではあきらめることも多かった。研修で学んだ活動をする際の簡単で明確な指示はとても役に立つし、私の生徒にすぐに応用できると思った。
  • 授業をコミュニカティブにするアイディアがたくさん得られた。
  • 研修では英語で考え英語を使う機会がたくさんあった。学んだ活動を授業で使いたい。
  • 活動をするためにいろいろな方法が提示されており、授業に生かすのに役立てることができます。
  • 講師の先生は明るく情熱的にリズムを持って研修を行ってくださったのでとても楽しめた。あのように授業をしたい。
  • 活動をさまざまな状況のさまざまな学校で使えるようなヒントをいただきました。
  • 退屈になりがちなリーディングの分野でも様々な方法で興味を持たせることができると改めて感じた。
  • 目的がある、そしてそのための文法を本時学習するということを意識できた研修でした。 文法事項の教授が日本語を使わずにどのようにして行うか具体的に方法を学ぶことができたので、ぜひ同じように行ってみようと思う。
  • 新学習指導要領について考える機会になった。

高等学校

  • ペア・グループで活動させるやり方だったので、実際の授業でもこのようにやればよいと感じることができた。
  • 明確な目的のある活動で、それぞれの活動のねらいを分析したり分類したりするのは良い経験だった。
  • 講師が自分の授業でしたことを話してくれたので、それぞれ指導法を理解しやすかった。
  • ほかの環境で英語をどう教えているか知ることができた。生徒のレベルが違ってもできることがあるんだと気づきました。
  • 生徒主体の授業を作るための手本やアイディアを知ることができました。
  • 活動がいかに生徒の意欲を引き出すかということに集中していたのがよかった。教員は教員中心に英語を教えてきたが、それが変わるのはよいことだ。
  • 講師の英語がとても簡潔で分かりやすいものだったので、生徒にもこういう表現を心がけたいと思った。
  • 生徒の気持ちになると、話を聞くのではなく、アクティビティ中心で活動している授業がいかに楽しいかがわかった。
  • ペアワーク形式で4技能をフル活用するやり方は、授業での実践のイメージがし易く、やってみようと思える。
  • 文法では日本人にとって習得が難しいといわれている過去完了を、文脈の中で習得できることを学べて良かったです。
  • ただ文法を教えるのではなく、文脈の助けを借りて説明したり活動させることが効果的だと分かった。 文法は説明に終始しがちだが、新たな方法を知れて良かった。