持続的な解決をサポートするための協働

パートナー:ロイド レジスター クオリティ アシュアランス リミテッド(LRQA)

 
ロイド レジスター クオリティ アシュアランス リミテッド(LRQA)について
LRQAは、250年の歴史をもつロイド・レジスター グループ リミテッドのメンバーで、世界有数の国際的審査機関です。1986年に英国の認定機関NACCB(現UKAS)よりISO9000の原型であるBS5750の第一号の第三者認定機関として認定を受けました。以来、LRQAでは130ヵ国で6万件以上のISO認証登録を行い、審査登録、教育研修、独自審査・報告書の検証サービスの提供を通して、顧客企業の品質構成や重要インフラの運用を確実なものにし、生活、財産や環境の安全性を高めています。
 
LRQAは、自身の有する気候変動に関する専門知識と、信頼のあるグローバルなネットワークを通して、E-ideaを受賞した若手の社会起業家/活動家に対して、メンタリングの実施、および60,000もの顧客をもつグローバルなビジネス・ネットワークへのアクセスなどの機会を提供しています。
 
E-ideaについて
ブリティッシュ・カウンシルとロイド レジスター クオリティ アシュアランス リミテッド(LRQA)が共同で2011年に実施した  E-idea は、アジア太平洋地域の7ヵ国(オーストラリア、中国、インドネシア、日本、韓国、タイ、ベトナム)で、18歳から35歳の若手のエコ社会起業家/活動家に、資金、メンタリングの提供を通して支援と指導を行い、ソーシャル・イノベーションの担い手を育てる革新的なプログラムです。
各国の持続可能性に関する課題に焦点を当て、その地域の将来の環境に大きな貢献をもたらす新しいアイデア(スタートアップ)や既存プロジェクトの拡大(ステップアップ)を可能にする取り組みを選定します。
 
受賞者は、プロジェクトの実施に必要な経済的支援だけでなく、専門家による、技術、ビジネス、マーケティング、ネットワーキングに関するサポートを受けると同時に、LRQAのビジネス・ネットワークを通して、リーダーシップや資金調達、コミュニケーション・スキルなどを学ぶ機会を与えられ、プロジェクトをより発展させることができます。
 
E-idea受賞者のプロジェクトは、このアジア太平洋地域でもっとも重大な環境問題のいくつかを提示しています。例えば、インドネシアの炭鉱開発による生態系被害、ベトナムの水質改善の問題、タイのマングローブ林の増殖などの問題に取り組むプロジェクトなどが含まれます。
 
東京のE-idea受賞者は、手動のハンドルで電力を発生させる携帯充電器の商品化を進めており、上海の受賞者は、ビルの屋上に庭やソーラーパネル、雨水貯水池を設置することにより、熱、スモッグ、エネルギー消費を抑える取り組みを行っています。
 
E-ideaは、持続可能な社会の実現のために必要な課題に対し、起業精神にあふれた解決を広め、エコ社会起業家/活動家の活動を促進し、そのアイデアや成功事例を紹介しています。
  
パートナーの役割と協働のメリット 
「E-ideaは、LRQAが責任ある企業として、気候変動問題に対して、主体的に、クリエイティブにそしてダイナミックに貢献する重要な機会です。LRQAは環境分野における若いリーダーを支援することで実際に将来への投資を行い、環境に対して実質的な貢献を行っています。LRQAの役割は、E-ideaコンペティションをサポートし、受賞者に新しいビジネスを始めるのに必要な資金援助を行い、必要な指導とネットワーキングの機会を提供することです。この活動を通して、気候変動の影響を最小限に止めるイノベーションを支援するとともに、 気候変動に関する当社の専門知識を主体的かつクリエイティブに活用しています」(サイモン・バターズ、E-idea LRQAプロジェクト・ダイレクター)
 
「LRQAにとって、アジア地域において、利益と環境の持続可能性は相反するものではない、という考えのもと活躍している企業家の新たな波をサポートすることは、とても重要です。E-ideaは人々を集結させ、素晴らしいアイデアを持つ若き企業家が必要としている、自身の取り組みをより多くの人たちに知ってもらう機会や活動資金を提供する素晴らしいプラットフォームです。これらのエコ社会起業家/活動家がより効率的でクリーンな未来を作り出し、またその他の人々を触発し、より多くの人がこれら活動家の歩む道に続いてくれると信じております」(ロバート・ハンソー、LRQA 気候変動 & CSR アジア地域代表)
 
LRQAウェブサイトからの抜粋:
LRQA、ブリティッシュ・カウンシル両組織とも、英国で信頼のある組織で、また共通する価値観を持っています。ブリティッシュ・カウンシルは素晴らしいブランド力があり、英国の現代的、革新的な側面を代表しています。そのような組織と協働できることを誇りに思います。
 
ブリティッシュ・カウンシルが日本における唯一の気候変動に取り組む公的な国際文化交流の権威であるという点からも、この協働を通して、LRQAのブランド力が向上することは間違いありません。またブリティッシュ・カウンシルは世界的な気候ジェネレーションプログラムを通して、何百万という人々に働きかけています。例えば最近の環境プロジェクトでは40ヵ国から175人の若き活動家が集結し、300万を超える人にメディアを通して届いたそうです。
 
ブリティッシュ・カウンシルの独立したステータスと公平で相互的な交流を促進するという側面は、気候変動と文化を越えた対話に広く関わることに最適です。LRQAはその取り組みの一部であるE-ideaに関われることは喜ばしいことです。

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