MBA
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Mat Wright

経営学修士(MBA)コースとは、キャリア構築に必要なビジネススキルを学び、世界で通用する大学院レベルの資格取得を目指すものです。

イギリスの大学院のMBAコースでは、経営方針と戦略、オペレーションと戦略の管理、マーケティング、市場調査、財務会計、IT、人事管理、リーダーシップ、起業家精神、国際貿易などを取り上げます。

イギリスで留学生が取得できるMBAプログラムの内容(大学院)

イギリスでは、通常、全日制のMBAプログラムは1年か2年で修了します。一方、パートタイムコースのMBAプログラムの場合は、最長3年です。MBAプログラムには、講義、セミナー、事例研究、グループプロジェクト、ロールプレイ演習などが含まれることが一般的で、題材に関する資料や書物を大量に読むことが求められます。

イギリスの大学院のMBAコースでは、​​多彩なプログラムから選択できますが、1期目は金融、マーケティング、人事(人材)、経済、会計、情報システム(ビジネス管理のためのコンピューターシステム)、オペレーション、数量的手法が必修科目となるのが一般的です

2期目になると、さまざまな選択科目が用意され、自分のキャリア目標に合わせてMBAプログラムを組めるようになります。MBAプログラムでは、財務管理、ホスピタリティ、スポーツ、国際ビジネスなど、特定の業種や経営側面に対応する傾向が強くなってきています

さらに、専門性を追求したい場合には、一般的なMBAではなく、スペシャリストMBAを選択することで、特定部門(教育や医療など)やビジネス分野(マーケティングや人事など)を集中的に学ぶこともできます

長い企業経営のある人が仕事を続けながらパートタイムコースで学ぶ、エグゼクティブMBA(EMBA)というコースもあります。

イギリスに渡航することが難しい場合は、通信教育やオンライン教育という選択肢もあります。これらのプログラムでは、教科書やウェブ上のリソース、時にはテレビ会議を利用します。

イギリスで留学生が取得できるMBA以外の資格(大学院)

MBAに関心はあるものの職歴が条件に満たないという方は、ビジネスと経営学修士(MBM)、あるいは、経営、財務、マーケティング、人事、経済などの修士号を検討してみてはいかがでしょうか。いずれも実践的なビジネススキルが学べるコースですが、MBAほどの職務経験は要求されません。

大学院レベルの資格についての詳細は、「イギリス留学で取得できるコースと資格(大学・大学院)」のセクションをご覧ください。

イギリスでのMBA取得に向けた​​学校選びと申し込み(大学院)

いろいろな種類のビジネススクール・ランキングがあるので、学生の満足度、指導の質、雇用者の評判などで順位づけするとよいでしょう。ビジネススクールを検討する際は、そのプログラムの卒業生が今はどういった組織に勤めているのかを調べると、学校に対する業界の評価が掴みやすいでしょう。

申し込みについては、選んだビジネススクールに直接自分で申請します。不明点はメールで問い合わせましょう。イギリスでは9月に学校の新年度がスタートしますが、早ければ1月に申し込みが締め切られるため、必ず早目に条件を確認しておきましょう。

イギリスでのMBAコースへの入学条件(大学院)

多くの学校(大学院)が、MBAコースを希望する学生に対して入学前にGraduate Management Admission Test (GMAT)を受けることを求めています。GMATは verbal reasoning(言語能力)とnumerical analysis(数値分析)で構成されています。MBAに向けた学習についていけるかどうかを判断するためのテストです。

その他の一般的な条件は以下の通りです。

  • ビジネス経験(通常は、2~3年以上の経営経験)
  • 学士号(必ずしもビジネスの学士号限定ではない)

結果的にMBA学生のほとんどが25歳以上です。

国籍によってはイギリス留学にビザが必要です。ビザについて詳しくはUKVIのウェブサイトをご覧ください。ビザが必要かどうかの質問や申請方法については「学生ビザ申請」のセクションをご参照ください。

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