第3段階までを修了し、研修実習を行う推薦を受けた参加者は、所属教育委員会での研修実習(伝達講習)において講師をつとめることになります。
研修の準備に当たっては、オンラインコミュニティを通じて、参加者同士や講師と継続的に連絡を取り合い、質問をしたりアドバイスを受けたりすることができます。
研修参加者は、所属教育委員会が主催する研修会等において研修実習を実施するための計画書を作成し、講師を務めます。それぞれが14時間・8項目の所定の研修を、20~30人程度の英語教員(小学校の場合は各校1名の中核教員)に対して実施します。
研修終了後、実施した研修実習についての自己評価を実施するとともに、報告を行います。各自所定の研修を実施したのち、教育委員会による報告、ブリティッシュ・カウンシル講師による実地踏査等を経て、文部科学省より推進リーダーとして認証されます。
研修実習を終えたリーダーの声:
「(最終セッションで)グループ毎に行っている演習の様子は圧巻でした。全7回の研修で得てきたものを出し切っている様子、小学校の先生方がオールイングリッシュで生き生きと自信を持って演習されている姿に鳥肌が立ちました。大きな達成感が得られた一幕でした。」 (小学校)
「ほとんどの参加者は、授業をよりコミュニカティブにするための手掛かりやスキルを手に入れることができたと思う」 (中学校)
「教員が英語の授業を生徒目線で分析できるこのような研修はとても効果的で受講者の意欲を高めるものだと思う」(高等学校)
研修実習受講者の声:
「教員側とともに子どもの思考の流れや実態を考えた手立ても紹介され、自分でも活用できそうなものが多かった」
「どの講師の人も私たちと変わらない身近な教員という感じで親しみやすかったです」(小学校)
「講師が自分の授業でしたことを話してくれたので、それぞれ指導法を理解しやすかった」
「活動がいかに生徒の意欲を引き出すかということに集中していたのがよかった。教員は教員中心に英語を教えてきたが、それが変わるのはよいことだ」 (中学校)
「英語を使うことは大事だとわかっていたが、得意でない生徒に対する授業ではあきらめることも多かった。研修で学んだ、活動の際の簡単で明確な指示はとても役に立つし、私の生徒にすぐに応用できると思った」 (高等学校)