RENKEI Researcher Online Health Workshop ‘Exploring Japan-UK Research Collaborations in Health’ は2日間にわたり開催され、様々な分野やキャリアステージの研究者70人以上が集まり、現在の研究を共有し、協働の可能性を確認しました。
名古屋大学が主催したワークショップは、コロナの影響によりオンラインでの開催になりましたが、現在のグローバルな保健状況を反映した活発な議論が行われました。
基調講演では、医用イメージングによるAIに基づく医療や、認知症ケアの新しいモデルに関する最新の研究が紹介され、両研究ともに日英の研究者から大きな関心を寄せられました。日本学術振興会とグレイトブリテン・ササカワ財団の代表からは、この分野における日英の共同研究に活用の可能性があるさまざまな研究費助成事業などが紹介されました。
Patient Safety、Medicine and Informatics、Ageingに関するパネルセッションでは、RENKEIメンバーが実施している健康に関連した幅広い研究が紹介されました。
今後、協働の可能性が特定された領域は以下の通りです。
- Maternal patient safety and no-fault compensation systems (母体の安全と無過失賠償システム)
- Staff wellbeing and the impact on patient safety (スタッフのウェルビーイングと患者の安全への影響)
- The impact of culture on the investigation of mistake (過失調査に対する文化の影響)
- Deciding on the most relevant data and improving its quality (関連性の高いデータの決定とその品質向上)
- International standards for shared data sets (共有データの国際標準)
- The use of apps to promote behavioural change for better health, and measuring the neurological impacts of such interventions (健康のために行動変化を促進するアプリの使用、使用にともなうの神経学的影響の測定)
ワークショップ全体の録画はブリティッシュ・カウンシルYouTubeチャンネルよりご覧いただけます。
RENKEIプログラムでは今後保健分野における日英共同研究のための少額のシードファンドの提供が予定されています。このファンドはRENKEIのメンバー大学の関係者のみを対象としております。詳細はこちら(英語)
ワークショップに関するお問い合わせ:renkei@britishcouncil.or.jp