私の留学ストーリー3:小野辺さん
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Kenichi Aikawa

「世界規模でものごとを見る視点が身につきました」
小野辺桃子さん(大学3年生・2016年現在)

大学2年次に、交換留学制度を利用して、エディンバラ大学に一年間留学した小野辺桃子さん。スコットランドの伝統ダンスも踊れるようになるほど、留学中はイギリス生活を満喫したそうです。英語で専門分野を学ぶ留学生活はとてもハードな勉強量だったのでオンオフの切り替えのためにも、やることを明確にする習慣が身についたと言います。またさまざまな国の留学生との意見交換は自分の視点に変化を与えました。

英語への興味が湧いたのはいつ頃ですか?

小学校1年生のときに、親戚の挙式のためにハワイに行きました。ハワイビーチで同年代の外国の子どもに話しかけられて、「もっと話せたら楽しいのになあ」と思ったのがきっかけですね。その後、少しだけ英会話教室に通いました。

中高時代には周りに帰国子女が多かった影響もあって、もっと英語を学びたいと思いました。

小野辺さんは高校生でホームステイ経験がありますね?

高校2年のとき、母に勧められて夏期短期留学プログラムで3週間、イギリスのケンブリッジにある語学学校に通いました。

ホストファミリーが優しく受け入れてくれたので、不安はすぐになくなりました。

日本での勉強と違い、生活のためのリアルな英語のコミュニケーションがとても新鮮に感じられましたね。ルームメイトのイタリア人留学生の姿勢が積極的で驚きましたが、それを見習いました。

大学生での留学はどのように決めましたか?

英語で専門科目を学べるようになりたいと思い、法学部で交換留学のある大学に進んだのですが、大学1年の6月に大学主催の留学フェアで情報を集めました。イギリスを選んだのは高校時代の留学で気に入ったことと、アメリカのロースクールに行く前に他国で法学を学ぼうと思ったからです。6倍の留学選考に合格して2年生の夏から10ヵ月エディンバラ大学の法学部に通いました。

留学中、苦労したことは?

1科目3コマ中の1コマがディスカッションなので、あらかじめたくさんの資料や情報を読んで、意見を考えていかないとクラスについていけないくらいハードなものでした。海外で通用するということは、単に英語を話せることではなく、自分の考えをもっていて、伝えられるかということだと実感しました。

留学中、楽しかったことは?

向こうではクリスマスや大晦日のカウントダウン、仮面舞踏会など、なにかとパーティが多くて社交的。日本では味わえないようなイベントがたくさんありました。ちょうど留学中に二十歳の誕生日を迎えたので、自分のバースディパーティを主催したんです。皆が準備を手伝ってくれて、Facebookで呼びかけたらたくさんの人が来てくれました。自らイベントを企画することは初めてでしたし、友達の多くが力を貸してくれて、素敵な思い出になりました。

イギリスで好きな場所は?

留学したスコットランドですね。多国籍な都市ですが、雑然としていなくて、人が優しく、まとまっている印象があります。歴史的建造物が多く、世界遺産の街並みに身をおく体験は本当に感動です。

小野辺さんにとってLife Changing Experienceは?

ひとつのテーマを少人数クラスで話し合う授業では、いろいろな国からの留学生がいましたから、バックグラウンドによって意見が随分違うことを体験しました。それにより、自分の視点が変わりましたね。日本規模でなく、世界規模でものごとを見ることができるようになったことは私にとって大きな変化です。

これから留学する人たちにメッセージを

多少不安があったとしてもとにかくやってみる(行ってみる)ことが一番だと思います。やらなくて後悔することはあっても、やって後悔することはないですから。

 

*留学者情報

小野辺桃子さん(大学3年生・2016年現在)
留学先:スコットランド The University of Edinburgh(エディンバラ大学)
コース:法学部
滞在日数:10ヵ月

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