2025年3月19日−30日
LGBTQIA+をテーマにした世界最大級の映画祭『BFIフレア・ロンドンLGBTQIA+映画祭』とブリティッシュ・カウンシルのパートナーシップに基づいて、同映画祭に出品された短編映画から5作品を、映画祭期間中にオンライン配信する「Five Films for Freedom」。今年は2025年3月19日から30日まで開催されます。作品はすべて British Council Arts の YouTube チャンネルで無料でお楽しみいただけます。※動画を見る際には、YouTubeの字幕設定で、日本語を含む、数か国の言語から、ご希望の字幕をオンにしてご覧ください。
今年のラインアップは、さまざまな国の制作者が、それぞれの観点から愛や勇気、秘密と裏切りといったテーマに取り組んだ、力強い物語が揃っています。これらの作品は、世界中のどこの国のどんな人であっても、愛と自己表現を求める思いは共通していることを思い出させてくれるでしょう。
2025年の5作品
『ドラァグフォックス』(DragFox)
監督:リサ・オット(Lisa Ott)(英国、8分)
ジェンダーアイデンティティに悩む11歳のサムの前にドラァグの衣装を着たキツネが現れ、歌や踊りで彼の心を開いていく。声優として英国の俳優のイアン・マッケランおよびドラァグクイーンのディヴィーナ・デ・カンポが参加。
『朝まで生き延びたら』(If I Make it to the Morning)
監督:アンドレ・シェン(Andre Shen 沈天扬)(米国/中国、9分)
大学を訪問中の受験生ツィイーは、最後の晩にニューヨークに住む大好きな叔母の家に泊めてもらう。ニューヨークの大学に受かれば叔母の家から通えることを期待しているが、ある真実を口にしたため、場の雰囲気が一気に変わってしまう。
『NGGAK!!!』(NGGAK!!!)
監督:オクタニア・ハムダニ、ウィナー・ウィジャヤ(インドネシア、8分)
セカーとベビは恋人同士の女の子。2人がオンラインゲームで楽しく遊んでいると、セカーにお見合いを迫る母親からの電話がかかってくる。
『ウェイト、ウェイト、ナウ!』(Wait, Wait, Now! )
監督:ラモン・テ・ワケ(ニュージーランド、12分)
10代のアレックスとサムは仲良し。アレックスの両親が出掛けている間に、2人は彼の母親の洋服を身に着けて楽しく過ごすが、熱中のあまり両親が帰ってきたのに気づかない…。
『私たちは歴史に名を刻む』(We’ll Go Down in History)
監督:キャメロン・リチャーズ、チャーリー・ティドマス(英国、25分)
2021年に創設された英国のトランスジェンダー選手のサッカーチーム「TRUKユナイテッド」が、トランスヘイトの空気が高まる中、安全でインクルーシブなコミュニティを築こうとする苦難に満ちた歩みを2年間追い掛けたドキュメンタリー。
アイデンティティや居場所探し、他者の受け入れといったさまざまな課題に取り組む主人公たちの目を通して、いろいろな形の愛について考えてみませんか。
愛を分かち合おう
世界100か国以上で活動するブリティッシュ・カウンシルは、広く世界中の人に作品の鑑賞を呼びかけています。とりわけ、自由と平等な権利が制限されている地域のLGBTQIA+ コミュニティとの団結を呼びかけるため、ぜひハッシュタグ #FiveFilmsForFreedom と共にSNSで作品をシェアしてください。