ロンドン・ナショナル・ギャラリーの英国外での初の大規模な展覧会「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(開催概要)が、国立西洋美術館と国立国際美術館で開催されます。全61作品、すべて日本初公開となる本展覧会は、ナショナル・ギャラリーのコレクションをもとに「イギリスとヨーロッパ大陸の交流」をキーワードに西洋絵画の歴史をたどります。
こちらのオンライン・ガイドツアーでは、全7章からなる展覧会のハイライトを、ロンドン・ナショナル・ギャラリー学芸部長のクリスティン・ライディングが、国立西洋美術館の会場から解説つきで紹介します。
解説:
クリスティン・ライディング(ロンドン・ナショナル・ギャラリー 学芸部長)
川瀬佑介(国立西洋美術館 主任研究員・本展監修者)
本ガイドツアーで紹介する作品:
第1章 「イタリア・ルネサンス絵画 の収集」
カルロ ・クリヴェッリ 《聖エミディウスを伴う受胎告知》 1486年
第2章 「オランダ絵画の黄金時代」
ヨハネス・フェルメール 《ヴァージナルの前に座る若い女性》 1670-72年頃
第3章 「ヴァン・ダイクと イギリス肖像画」
アンソニー・ヴァン・ダイク 《レディ・エリザベス・シンベビーとアンドーヴァー子爵夫人ドロシー》 1635年頃
第4章 「グランド・ツアー」
カナレット(本名ジョヴァンニ・アントニオ・カナル) 《ヴェネツィア:大運河のレガッタ》 1735年頃
第5章 「スペイン絵画の発見」
フランシスコ・デ・ゴヤ 《ウェリントン公爵》 1812-14年第
第6章 「風景画とピクチャレスク」
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー 《ポリュフェモスを嘲るオデュッセウス》 1829年
第7章 「イギリスにおける フランス近代美術受容」
フィンセント・ファン・ゴッホ 《ひまわり》 1888年
(収録日: 2020年3月2日 国立西洋美術館にて)