イギリスでは年間を通して、1日の寒暖差が大きく、夏でも夜になると肌寒く感じることがあるため、よく予測しにくいと言われます。しっかりと準備をして、どのような場合も対応可能にしておくと良いでしょう。
以下、イギリスの気候と季節に応じた服装や持ち物をご紹介します。
イギリスの春(3月、4月、5月)に適した服装
春は、突然のにわか雨が多い季節です。イギリスの3月はまだ冬のような寒さが残り、4月でもまだ冷え込むため、寒さ対策としてコートやジャケットが必要です。5月あたりでやっと春らしい服装で過ごせるようになりますが、夜は羽織りものが必要です。
イギリスでは、いろいろな服装をした人がいます。スマートなものからカジュアルなもの、エキセントリックなものから伝統的なものまでさまざまです。
イギリスの秋(9月、10月、11月)に適した服装
秋は気温が下がり、かなり寒く感じる日もあります。雨に遭遇することが多いため、雨と寒さに備えた服装を心がけてください。
イギリスの冬(12月、1月、2月)に適した服装
冬は最も寒い季節。凍結が起こり、雪が降ることもあります。しっかりとした厚手の冬用コート、マフラー、帽子、手袋、靴下、ブーツでしっかりと寒さ対策しましょう。折り畳み傘もお忘れなく。
天気の予測が難しいイギリスでも、服装を工夫をすれば問題ありません。イギリスでは、大雨や強風は滅多になく、大量の雨が一度に降ることはありません。ただし、1日のうちの数時間だけ雨が降ることが多いため、年間を通して、折り畳み傘やレインコート、フード付きの服など雨対策が必要です。
イギリスの学生の一般的な服装
イギリスの学校では、16歳までの子どもたちの多くは制服で登校します。16歳以上の学生が通う学校(カレッジ、大学など)の、服装は自由ですが、ジーンズやTシャツ、セーターやワンピースなど、カジュアルな服装が一般的です。
着る人が快適だと感じる服装がいちばんですが、参考として、イギリスの学生は以下のような衣服を着ています。
- 冬用コート:どんな天候でも暖かく、雨に濡れないものを選びましょう。
- 冬用小物:手袋、スカーフ、暖かい帽子やイヤーマフなど。
- スニーカー:履き心地の良い靴。
- 防水性の高い靴:雨や雪の日には、ウェリントンやハイキングブーツといった防水性の高い靴が必要です。
- ジーンズ:履き心地の良いジーンズは、大学生や専門学校生にとって制服のようなものです。
- 調整用の上着類:ジャンパー(セーター)、カーディガン、パーカーなど。
- 汚れてもいい服:留学時、誰かの誕生日にチャリティーレースやパン作り大会、泥んこ障害物レース、ペイントボールのゲームに参加するかもしれません。汚れてもいい着古したタンクトップやジャージがあると便利です。
イギリスの留学生の服装の注意点
- 留学するコースによっては、健康や安全のために、特別な服装が必要な場合があります。例えば、化学実験室では、保護メガネや実験用白衣を着用します。各自で用意するのか、学校が購入するのかは、学校に確認しましょう。
- パーティや夜の外出では、カジュアルなジーンズや華やかな服装など、その場に合った格好をするのがよいでしょう。
- 大学のダンスパーティのようなフォーマルな行事では、ドレスやネクタイとスーツが必要かもしれません。洋品店や紳士服店でレンタルすれば、出費を抑えられます。何を身につければ良いかわからなければ、問い合わせてみましょう。
- 多様な文化が根付くイギリスでは、文化や宗教に基づいた服装をすることも自由です。例えば、ヘッド・スカーフ、キッパー(ユダヤ教の民族衣装)、ターバン、サリー、ロングスカートがあります。主要な町や都市では、アジアや中東を中心としたなど、世界の衣服を扱う専門店を見つけることができます。
- イギリスの多くの町や都市には、あらゆる服装やスタイルの店があり、予算にあった衣服を見つけることができます。目抜き通りにある衣料品店だけでなく、古着やヴィンテージを扱う店はは学生街に多く、掘り出し物を探すのにぴったりです。
- 多くの衣料品店では、全国学生組合(NUS)のカードや 国際学生証 を提示すれば、学生割引が受けられます。