知っておきたいイギリスの基礎知識
イギリスへの留学生が知っておきたいイギリスの基礎知識をまとめました。
イギリスを構成する4つの国
イギリスは、イングランド、ウェールズ、スコットランド(この3つがグレート・ブリテン)、そして北アイルランドの4つの国で成り立っています。
イギリスの首都
イギリスの4つの国の首都はそれぞれ下記の通りです。なお、イギリスの首都であるロンドンはイングランドの首都でもあります。
- イギリスの首都:ロンドン
- ウェールズの首都:カーディフ
- スコットランドの首都:エディンバラ
- 北アイルランドの首都:ベルファスト
イギリスの人口
イギリスの人口は、推定約6,300万人です。イギリスの4つの国の人口の内訳は下記の通りです。
- イングランドの人口:5,300万人
- スコットランドの人口:530万人
- ウェールズの人口:300万人
- 北アイルランドの人口:180万人
イギリスの言語
イギリス全土で英語が話されていますが、ウェールズ語、スコットランド語、ゲール語といった言語も、公用語とされています。
イギリスの通貨
イギリスの通貨はスターリング・ポンドがイギリスの通貨です。
イギリスの宗教
イギリスは、宗教的に多様な社会を形成しています。主な宗教はキリスト教ですが、その他の宗教も幅広く受け入れられています。
知っておきたいイギリスの基本情報(国土と世界遺産)
イギリスへの留学生が知っておきたい、イギリスの国土に関する基本情報をまとめました。
イギリスの面積
イギリスの面積は、ほぼ9万5千平方マイル(24万5千平方キロメートル)。スコットランド北方のシェトランド島から、イングランド南西のシリー諸島まで南北に広がり、グレート・ブリテンと海を挟んで北アイルランドがあります。
イギリスのカントリーサイド
イギリスの海岸線は、約5千マイル(8千キロメートル)と長く、地形は、牧草地や森林地帯から、原野や山地にまでおよびます。いちばん高い山は、スコットランドにあるBen Nevis(ベン・ネビス山)で、標高1340メートルを超えます。
イギリスの世界自然遺産
イギリスには、紀元前6,500年まで遡る魅力ある歴史があります。ストーンヘンジからバッキンガム宮殿まで、イギリスのあらゆる場所で歴史的な遺跡を見ることができます。イギリスの33ヵ所の文化・自然遺産がユネスコの世界遺産に登録され、バース、カンタベリー、チェスター、ダラム、オックスフォード、ストラトフォード・アポン・エイボン、ヨークの7都市が、世界遺産都市となっています。
知っておきたいイギリスの経済と政治
イギリスへの留学生が生活するうえで役立つ、イギリスの経済と政治に関する基本情報をまとめました。
イギリスの経済
イギリスは、世界有数のビジネス拠点のひとつです。製造業では世界でトップ10に入り、生活科学、ICT(情報通信技術)、クリエイティブ産業の分野でも、世界をリードしています。
イギリスの政治体制(中央政府)
イギリスは議会制民主主義の国で、政府は国民の投票によって選ばれます。5年ごとに選挙が行われ、閣僚と大臣の支持を受けた首相が政府を率います。
イギリスの政治体制(地方政府)
イギリスには「中央政府」のほかに、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドに、3つの「地方政府」があります。それぞれ保険、教育、文化、環境、交通といった地域的政策課題の責任を負っています。
イギリス王室
女王は、イギリスの元首です。立憲君主制の国として、女王陛下が「統治」ではなく、王室は政府に対して重要な儀式的や公式の役割を担っています。
イギリスの法律
日本の法律とイギリスの法律には異なる点があります。例えば、イギリスでは以下の決まりがあります:
- 違法薬物(大麻、エクスタシー、LSD、アンフェタミンを含む)の使用・所持は禁止されています。
- 護身用のCSガススプレー、銃、スタンガンの所持は禁止されています。ナイフの所持 に関しても、非常に厳しい法律と罰則があります。
- 18歳未満の人は、タバコとアルコール類を買うことはできません。
- 盗品だと思われるものは、絶対に購入してはいけません。
- 車の運転には、適切な免許証の携帯と、保険の加入が必須です。また、薬物・飲酒の影響を受けている状態での運転は重罪が課せられます。
イギリスの法律について、詳しくは、gov.uk のウェブサイトでご確認ください。
イギリスの基礎知識や基本情報に関するウェブサイトの紹介
イギリスの生活情報を詳しく知りたい方は下記のウェブサイトをご覧ください。