2012年、ロンドン・オリンピック・パラリンピック競技大会を開催した英国。大会の4年前の2008年から「カルチュラル・オリンピアード」と題した大規模な文化プログラムがロンドンのみならず英国全土で展開され、合計で約4300万人の人々が参加しました。数々の文化・芸術機関や地域がさまざまな枠を超えて取り組んだこのプログラムは、文化セクター全体を活性化するだけでなく、観光や地域振興などの面でも大きな波及効果を生み出し、より多くの市民が新しい形で文化活動に触れ、参加する機会を創りました。
2020年の大会の東京開催が決定し、日本においても2020年に向け、スポーツだけでなく文化を通して東京、そして国全体を盛り上げようとする機運が高まっています。これを受けてブリティッシュ・カウンシルは、2015年3月13日、英国から2012年の文化プログラムの成功に大きく貢献した4名のスピーカーを招へいし、フォーラムを開催。全国規模の文化プログラム実施におけるビジョンやレガシーの設定、地方都市でのプログラム展開、英国と世界の国々をつなぐ取り組みなどをご紹介しながら、2020年の五輪開催に向け日本での文化プログラムのあり方を探りました。
フォーラムのアーカイブ映像とプレゼンテーション資料をこちらのページで公開しています。
スピーカー
グラハム・シェフィールド
ブリティッシュ・カウンシル アーツ部門ディレクター
ニック・マクダウェル
アーツカウンシル・イングランド インターナショナル部門ディレクター
フランチェスカ・ヘギー
元 ロンドン組織委員会 シニアアドバイザー(スポンサー・ステークホルダー)
UK City of Culture - Hull 2017 パートナーシップ&デベロップメント部門 ディレクター
ポール・ケインズ
元 ロンドン2012 ウェスト・ミッドランズ・クリエイティブ・プログラマー
ナショナル・ダンス・カンパニー・ウェールズ チーフ・エグゼクティブ
ファシリテーター:
吉本 光宏
ニッセイ基礎研究所 研究理事
開催概要
日時:2015年3月13日(金)14:30-16:30(開場14:00)
会場:東京都美術館 講堂(東京都台東区上野公園 8-36)
主催:ブリティッシュ・カウンシル、文化庁