日本や英国をはじめとする多くの国で課題となっている高齢化。高齢化社会にポジティブな可能性を見出すことを目的に、大阪大学とリバプール大学をリードとするワーキンググループ「高齢化社会とともに生きる」が立ち上げられ、2015年10月22日~28日に大阪で、また2016年6月28日~7月5日にリバプールにて、それぞれワークショップを実施した。
医学や心理学、教育学など多様な研究分野からのべ37名(日本:18名、英国:19名)の若手研究者が参加した。大阪大学が主催した大阪のワークショップでは、日本の高齢化の現状および取り組みについて学び、参加者は高齢化社会を誰にとっても住みやすくするための方策をデザインした。リバプールのワークショップでは、大阪での成果を踏まえ、国や言語、研究分野の違いを越えて協働し、アイデアを一層発展させるためのスキル向上に焦点が置かれた。