“Meeting Students’ Needs and Developing Critical Thinking”
英国からYoung Learner の英語教育専門家をお招きし、理論とともに教室で実践できる活動について取り上げました。
教員がほんの少し考え方や指導法を変えるだけで、英語の時間に大きな変化をもたらすことができます。生徒一人ひとりは異なるニーズや能力をもっています。教室にいるすべての生徒が、高いモチベーションをもって学習に励むように支援することは容易いことではありません。
このセミナーでは、生徒のニーズや関心に焦点を当てるとともに、生徒のモチベーションや学習能力に直接影響を与える、さまざまな事項(社会的、感情的、個人的等)について取り扱いました。例えば、学習スピード、自信やグループダイナミクス(集団力学)についても考える必要があります。また、批判的な思考力(クリティカル・シンキング)は生徒のニーズとどのように関連しているのでしょうか。考えることは、学ぶことと同様、基本的なニーズのひとつです。考えることについて、生徒たちから「つまらない」とか「関心がない」という声も聞かれますが、本当にそうでしょうか。生徒は考える機会を与えられていないだけかもしれません。
主催:ブリティッシュ・カウンシル
日時:2013年11月19日(火)18:30-20:30
場所:グランフロント大阪 ナレッジキャピタル カンファレンスルーム
講師:Olha Madylus (教育指導コンサルタント、CELTA & CELTYL、 コースディレクター他)
Olha Madylus 経歴
英国の公立中学校で英語とドラマ担当の教員として勤務後、香港・ベネズエラ、ギリシャ等で教員として授業や研修を行う。ここ10年あまりはフリーランスの Young Learner 専門のコンサルタントとして、教員研修、トレイナー向け研修をペルー、クロアチア、台湾、ミャンマー等世界各地で実施。専門分野は小学校・中学高校年代向けの英語教育。現在は、執筆活動とともに、ブリティッシュ・カウンシル、台湾、キプロス共和国教育省を含む数多くの団体へコンサルタントや教員研修を実施。特に「生徒理解とモチベーションの向上」に関心をもつ。(*CELTAとは、国際的な英語教授法資格で最も知られる 「Certificate in English Language Teaching to Adults」資格、CELTYL は同じく Young Learner への指導に特化した資格)