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2021年3月16日(火)から19日(金)まで、SXSWと並行して開催されるUK House。英国のアート、テクノロジー分野から、最先端のクリエイター、イノベーター、団体が集結します。2021年3月17日(水)には、ブリティッシュ・カウンシル、アーツカウンシル・イングランドほかパートナーが連携し、日本からも参加できる日本語通訳付きの特別オンラインセッションを展開します。

UK Houseとは

サウス・バイ・サウスウエスト(以下、SXSW)は、映画、インタラクティブ・メディア、音楽分野の最先端が集まる世界最大級の祭典です。通常は米国テキサス州オースティンで開催されますが、2021年はオンラインでの実施となり、日本からの参加も可能となりました。

3月16日から19日まで、SXSWと並行して開催されるUK Houseでは、英国の広告、アート、イマーシブ・テクノロジー(没入型技術)、音楽、イノベーションなどの分野から、英国の団体、クリエイター、イノベーターが一堂に集結します。ブリティッシュ・カウンシルは、アーツカウンシル・イングランド、ブリティッシュ・アンダーグランドと共に、3月17日に「UK in Japan The Future of Arts and Technology at UK House」の一環として、パネルセッションを行います。

アーティスト、音楽家、エンジニアと、クリエイティブを支えるテクノロジーのこれからの関係は? アーティスト、エンジニア、学者、科学者のコラボレーションの未来は? アートとテクノロジーの最先端について語るディスカッションにどうぞご参加ください。

『ドリーム』とライブパフォーマンスの未来(Dream and the Future of Live Performance)

シェイクスピアの名作『夏の夜の夢』にインスパイアされたライブパフォーマンス『ドリーム』(英国時間の2021年3月12日~3月20日、オンラインで上演中)。英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー、マンチェスター・インターナショナル・フェスティバル、マシュマロ・レーザー・フィースト、フィルハーモニア管弦楽団が協働し、そこに研究機関や企業による最先端の技術と研究成果が加わることで生まれた、演劇・音楽・テクノロジーが融合した新感覚の舞台です。

『ドリーム』では、オンラインを通して舞台と観客のインタラクティブなやりとりを可能にする技術が、作品への没入感を生みます。新しいオンライン公演の形として、いま注目を集めるこの作品はどのようにして実現されたのでしょうか。今回のUK Houseのパネル・ディスカッションでは、『ドリーム』の関係者らを交え、ライブパフォーマンスの未来とそれを支えるテクノロジーについて語ります。

日時:2021年3月17日(水)18:00-19:20(日本時間)
言語:英語(日本語同時通訳付き)
ホスト:クレア・レディントン(ウォーターシェッド、CEO)

パネリスト:
メリコ・ボロゴーヴ(エンジニア、写真家、芸術と正義のためにエンジニアリングの境界線を押し広げるチームのアドバイザー)
アレックス・ロウズ(パンチドランク、シニアプロデューサー)
ロビン・マクニコラス(マシュマロ・レーザー・フィースト、クリエイティブディレクター)
ルーク・リッチー(フィルハーモニア管弦楽団、イノベーション&パートナーシップ部門ディレクター統括)

ロイヤル・オペラ・ハウス 『カレントライジング』の舞台裏(Making of Current Rising) 

ロイヤル・オペラ・ハウスによる『カレントライジング』は、バーチャルリアリティとマルチセンサーセットを組み合わせた15分間のハイパーリアリティ・オペラです。女性主導のクリエイティブ・チームが開発したこのプログラムは、歴史ある舞台技術、卓越した芸術性、最先端のテクノロジーの融合によって実現しました。ロイヤル・オペラ・ハウスのイノベーション・プログラムであるオーディエンス・ラボとフィグメント・プロダクションズのユニークなコラボレーションから生まれた同作品は、どのように作られていったのでしょうか。両団体から代表を迎え、ディスカッションを行います。

日時:2021年3月17日(水)19:20-19:40(日本時間)
言語:英語(日本語同時通訳付き)
ホスト:アネット・ミース(ロイヤル・オペラ・ハウス オーディエンス・ラボ代表)
スピーカー:サイモン・レベレー(フィグメントCEO) 

スポットライト・ジャパン(Spotlight Japan) 

モントリオール発、電子音楽とデジタルアートの祭典MUTEK。その日本版であるMUTEK.JPからモーリス・ジョーンズ氏が登壇します。世界のアーティスト、クリエイティブ・プロデューサー、テクノロジストらが、いかにして日本でネットワークを構築するか。あるいは日本の関係セクターとどのようなコラボレーションが可能か。その機会について考える15分間のセッションです。日本のアート、音楽、テクノロジー分野に関して最新の洞察が得られます。

日時:2021年3月17日(水)19:40-19:55(日本時間)
言語:英語(日本語同時通訳付き)
スピーカー:モーリス・ジョーンズ (MUTEK.JP アーティスティック&コミュニケーション・ディレクター)

ブローイング・オフ・スチーム:Festival UK*22のクリエイティビティ(Blowing off Steam: Festival UK*22 - An Experiment in Creativity) 

Festival UK*22は、英国のクリエイティビティとイノベーションを祝して2022年に開催される大規模イベントです。同祭典のプログラム・ディレクターを迎え、その取り組みについて話を聞きます。科学、テクノロジー、エンジニアリング、アート、数学などの分野から集まった500人のクリエイターたちをいかに束ね、いかにコンセプトを練り上げていったのか。また、クリエイティビティがいかに人々の日常生活に貢献できるのか。政策的な視点も交えてディスカッションしていきます。

日時:2021年3月17日(水)20:00-20:55(日本時間)
言語:英語(日本語同時通訳付き)
ホスト:サム・ハント(Festival UK*22 プログラム・ディレクター)

このほか、プログラム全体の詳細はUK House公式サイトの「What's on」からご覧いただけます。

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